名古屋市南区 恥骨結合離開の悩み
2017-07-21
産後に歩けないほどの痛みは恥骨結合離開かも
産後のお母さんも腰痛に悩まされることが多いのですが、これは妊娠前と出産後で明らかに体の状態が異なることが要因と考えられます。
妊娠するとお母さんの体は出産に向けて少しずつ少しずつ体が変化して体作りをしていきますし、出産すると作り上げてきた体が元に戻ろうとします。
その為に産後は子宮が収縮することで痛みが起こったり、悪露がたくさん出たりなど体の中は大忙しです。
また骨盤も元の状態に戻ろうとするのですが、なかなかうまくいかず歪んでしまうことも多く、それにより全身のバランスまで歪んでしまいます。
その結果、バランスを崩した体を維持するために筋肉に必要以上の負担がかかって、筋肉のこわばりにより痛みを生みだすことになってしまうのです。
人によっては歩けないほどの痛みが起こることもあるのですが、もしかすると歩けないほどの痛みを引き起こす原因が恥骨結合離開ということも考えられます。
恥骨は膀胱のちょうど真下の部分にあって、その中心に恥骨結合という左右の骨盤をつないでいる場所があります。
妊娠すると出産の準備のために、ホルモンでこの恥骨結合部が緩んで広がるのですが、中にはその恥骨結合部が広がりすぎて離開してしまうこともあって、これを恥骨結合離開と言います。
激痛を伴ってまともに歩けなくなるもので、最近になって急激に増えている症状なのですが、これといって治療法がなく安静にしているよういわれることが多いです。
妊娠中から恥骨部を含め下腹部・太股・腰・会陰・足などに痛みがあって、出産を終えてもその痛みが治まることがなく、産後も激しい痛みに悩まされる人も少なくないのです。
その他にも前に歩けない、立ち上がり時や起き上がり時の動き始めに激痛が走る、痛みで寝返りができないなどの症状があります。
また、足が痛みで階段や段差を越えられない、足に少しでも触れられると激痛がはしる、痛みでトイレに10分以上かかるなど、日常生活にも支障を起こしてしまう症状もあるのです。
ただ、現段階では発症する原因がはっきりと分かっていない状況で、西洋医学的には基本的な原因は出産だとされているのです。
具体的には、リラキシンというホルモンで恥骨結合部が緩んでいる状態で強い力が働く、大きく成長した胎児を分娩した、もともと骨盤が狭いなどが理由として考えられているのです。
その為、これといって治療法がなく完治までに長い期間がかかってしまうことも少なくないのです。
それに対して東洋医学では、出産前からの骨盤の歪みや捻じれにより筋肉・靭帯が複雑な壊れ方をしてしまっていることや、出産前から体の筋肉に左右差があって柔軟性が低下しているためというのが原因として考えられています。
また、精神的ストレスや運動不足、日常的な癖などにより筋肉が硬直していることも原因のひとつと考えているのです。
その為、恥骨結合離開の治療法として、体の歪みを改善すると言った方法が行われるのです。
また、体を動かして血流やリンパの流れを良くすることも大事で、その点も考慮した治療や指導がされるのです。
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