名古屋市南区 成人期の扁平足
2018-10-03 [記事URL]
幼児期と成人期の扁平足の違いを知っておく
歩き始めの幼児期に生じるものと成人期の扁平足があって、それぞれで症状・症状・予防などに違いがあります。
幼児期に発生するものは、歩き始めの時期に足の裏が平べったいことに家族が気付いて心配になって病院を受診するケースが多いです。
ただ、立って体重がかかる時には土踏まずはなくなっていても、体重をかけない状態では土踏まずができていることが多いですし、足の痛みを伴うことはありません。
ちなみに、転びやすいと感じることもあるでしょうが、歩き始めの時期は転びやすいものなので、足の裏の状態が直接の原因ではないです。
発生する原因としては、関節のまわりの靭帯が緩んで踵が外を向いて、効率よく体重をささえるアーチ構造がつぶれるようになるというのが考えられます。
ただし、先天的な病気が原因の可能性もあるので、変形の程度が強いと感じる場合には、整形外科の医師に一度相談することをおすすめします。
立った時に踵が外を向いているかどうか、足のアーチが低下しているかで判断するのですが、幼児期の子供は足の裏の脂肪が厚いので土踏まずが分かりにくいこともあって注意が必要です。
しかし、多くは成長に伴って自然にアーチが形成されるので、それ程心配する必要はありませんが、予防・治療として裸足の生活を心掛け足の指を使うことで足の裏の筋肉を鍛えると良いでしょう。
また、つま先立ちや足の外側縁で歩く練習、それから鼻緒のある履物を履くのも効果があって、少し成長したら足指じゃんけんをして遊ぶのもおすすめです。
成人期の扁平足は、幼児期のころから足裏が平べったくて、大人になってもそのまま残っているのなら痛みはあまりありませんが、中年以降に発症すると内側のくるぶしの下が腫れて痛みが生じます。
初期には足の扁平化はそれ程目立ちませんが少しずつ変形が進行して、つま先立ちがしにくくなったり足が硬くなったりして歩行に障害が起こることもあるのです。
発症する原因は、年齢で内側のくるぶしの下にあって足のアーチをつり上げる働きをする後脛骨筋の腱の変性や体重の負荷で、腱が断裂してアーチが低下することです。
ちなみに、成人期のものは女性に多く発生するので、女性の方は注意が必要と言えます。
予防と治療としては、アーチを支えるのに重要な足指の筋肉を鍛えるために、裸足での生活を心掛けて足指を使うようにすることです。
また適正体重を保つことも大切ですし、アキレス腱が硬くならないようにストッレッチ体操を心がけることも予防につながります。
明らかにアーチの低下が起こっている場合は、アーチサポート付きの足底板を使用してアーチを上げる治療が行われて、これにより疼痛は緩和されるのです。
ただ重症例については手術が必要になるケースもあります。
それから注意したいことは、アーチが崩れて扁平足になることで、足の母指の先が人差し指の方にくの字に曲がってしまう外反母趾になるリスクが高くなることです。
つけ根の関節の内側の突き出した部分が靴に当たって炎症を起こして、酷くなると靴を履いていなくても痛むようになるので注意が必要になります。
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