名古屋市南区 外反母趾 発生する原因
2017-09-07 [記事URL]
外反母趾はハイヒールだけが原因ではない
小指の方へ親指が15度以上曲がっている状態が外反母趾で、強い痛みを伴う足先端の変形を生じる傷害です。
親指(母趾・母指)の付け根が内側に膨らみ反対に親指先は外側に傾くといった特徴があって、これを外反と呼びます。
また、隣接する人差し指も同様に傾いていく場合や、親指に押されて下に入るケースもあって、放置をしていると傾向がドンドン強まっていきます。
その為、付け根の骨が膨らんで腫れて靴が履きにくくなり、靴擦れやタコや魚の目などの外傷・化膿を引き起こしてしまう可能性が高くなります。
それから、姿勢の崩れを増長させてしまうために、腰痛や肩こり・頭痛などを生じてしまうこともあります。
ちなみに発症率の男女比は1:10で圧倒的に女性の方が多いという特徴がみられます。
発生する原因は、足の内部の筋肉が衰えて中指骨が広がるなどして母趾根を適切な位置にキープできなくなることや、土踏まずのアーチが崩れて扁平足になることがあります。
また、指を浮かせて歩く、片方の足にばかり荷重をかけて歩く、足の内側に加重して歩くなど、癖のある歩き方も原因になります。
それから、足の指を使って歩かない、X脚やO脚も原因につながることで、ハイヒールをほとんど履かない女性でも外反母趾になることがあるのです。
ちなみに、ハイヒールを履き続けるとなりやすいと言われる理由は、通常よりも足指部に荷重がかかって親指が外側に向くように矯正された状態が続くからです。
整形外科など行う代表的な治療としては、視診による状態のチェックを含む検査、ストレッチやトレーニングの指導、歩き方の指導などです。
それから、指先のゆるやかな靴の提案・矯正バンドの提案なども治療として行われますし、痛みが強い場合は痛み止めの処方も行われます。
親指を矯正する器具やアーチを高くする機能のあるものを使用することもありますし、重症の場合には手術を検討するケースもあります。
手術は中指骨を切って適正な位置で固定し直すもので、1日で終わり翌日から歩行することが可能になるものです。
器具や痛み止めなどによる治療も大切ですが、軽度な場合は筋肉や足の使い方によって健全な状態に戻るので、患者自身の取り組みによる改善も不可欠です。
セルフケアとして取り組める最も効果的な方法は、親指を内側に向ける筋力をつける、足の指を付け根から曲げて使うトレーニングを行う、土踏まずの縦と横のアーチを作るトレーニングを行うことです。
ただし、軽度・重度の判断については自身でするのではなくて、必ず医師による判断を仰ぐことが大事です。
また、日頃からの取り組みも大事で、日常の歩き方から改善すると良いです。
具体的には、足の指を使って大きな歩幅で歩く、つま先を真っすぐ前を向けて歩く、前を歩いている方やすれ違う方の歩き方をチェックするなどです。
また適正なフィットのシューズを履く、足に適合したアーチをサポートする中敷きを使用するということも効果的で、少しずつ理想的な歩き方にするよう心がけることです。
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