名古屋市南区 椎間板ヘルニアの典型的な症状
2017-05-26 [記事URL]
椎間板ヘルニアの発症する原因と典型的な症状は?
ヘルニアという言葉はラテン語の「Hernia」からきていて、体の中の臓器や組織が正常な位置から脱出した状態を示す意味があります。
その為、ヘルニアという言葉がつく病名は椎間板ヘルニア以外にも、鼠径ヘルニア・臍ヘルニア・食道裂孔ヘルニアなどいろいろとあります。
この鼠径ヘルニアというのは、腸が太ももの付け根の鼠径部から脱出してしまう病気で、俗に脱腸と呼ばれているものです。
臍ヘルニアというのは、臍の部分で腸などの組織が脱出してしまうものです。
そして椎間板ヘルニアといのは、正常な位置から椎間板の一部が突出して脊髄や神経根を刺激することで、首や肩の痛み、腕のしびれ、腰痛、足の痛みやしびれなど様々な症状を引き起こすものです。
その為、長年腰痛や肩こり、足の痛みなどに悩まされている方は、もしかすると椎間板が突出して症状を引き起こしている可能性が考えられます。
そこで、発症する大きな原因と典型的な症状を知っておくと参考として役立ちます。
椎間板は背骨を構成している椎骨と椎骨の間にあって、髄核と繊維輪の2つから構成されています。
そのひとつの髄核は水分を多く含むゲル状の組織で椎間板の中央にありますし、もうひとつの繊維輪はコラーゲンを豊富に含む強固な組織で、髄核をドーナツ状に取り囲んでいるのです。
では、なぜ発症してしまうのかというと、原因のひとつとして考えられることは椎間板の変性です。
実は、椎間板は20歳を超えると徐々に髄核の水分量が減少するなど加齢による変化が生じてきます。
また、体を支えるために日常生活においても常に負荷がかかっていて、特に物を持ち上げるといった動作は腰の椎間板に強い負荷をかけてしまいます。
加齢による変化が生じた状態でこのような負荷がかかることで、線維輪に小さな亀裂が生じて椎間板が突出してしまうのです。
その為、20歳から40歳の男性に好発しますし、腰に大きな負荷がかかる重労働や長時間の車の運転などが発生に関連しているのです。
もうひとつの原因は近年の研究結果から分かってきたことですが遺伝子背景が影響していることで、特に若い年齢で発症するケースは遺伝的背景が大きく関与していると言われているのです。
実は、21歳以下の手術を実施した患者の約32%には家族に発症した人がいたのです。
ただし、この遺伝的背景に関しては民族によって違う結果が発生していることから、今後の研究で更に詳細が分かってくると考えられます。
椎間板ヘルニアの典型的な症状は痛みとしびれの2つで、どこに痛みやしびれが現れるのかは、脊椎のどの部分でヘルニアが起こっているのかによって違ってきます。
頸椎にヘルニアが起こる場合は、首や肩の痛み、腕から手の痛みやしびれといった症状が現れますし、頸椎や腰椎と比較して発症頻度が少ないですが、胸椎にヘルニアが発生すると下肢のしびれや脱力感が症状として起こります。
最も起こりやすいと言われているのが腰椎に発生するヘルニアで、腰やお尻から下肢にかけて痛みが発生すると共にしびれも生じます。
気になる症状がある場合は一度医療機関で詳しく検査すると良いです。
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