名古屋市南区 鵞足炎の可能性
2017-08-14
膝の内側からやや下にかけて痛みを感じる鵞足炎
ランニングしている時や階段を昇っている時に、膝の内側からやや下にかけて痛みを感じるようなら鵞足炎の可能性が疑われます。
サッカー・ランニング・水泳などのスポーツで使いすぎたことが原因で起こる症状ですが、正しくは膝の歪みや悪い使い方による使いすぎが原因です。
また、このようなスポーツをしていなくても、つい足を組んでしまうとか、内股になりやすいといった癖がある人も発症しやすいです。
ただし、膝の内側に痛みを感じる場合には、内側側副靱帯の損傷・内側半月板の損傷・関節炎・軟骨損傷などの可能性も考えられるので、痛みが起こったらまずは病院を受診して医師の診断を仰ぐことです。
骨盤から膝まわりにかけては様々な筋肉がついていて、その中でも太ももの前側を横切って付着する縫工筋・内転筋群の薄筋・太ももの裏にある半腱様筋というのがあります。
これらの筋肉は骨に近くにつれて細長い腱となって、3つの腱が重なるようにして鵞足部に付着しています。
ちなみに、骨についている部分が後ろから見るとガチョウの足に似ているため鵞足部と呼ばれるようになったのです。
鵞足炎とは、この鵞足部に発生する炎症のことで、膝の曲げ伸ばしをする時や膝を捻った時に、3つの腱で鵞足部が引っ張られて、それが繰り返されることで鵞足部に炎症が起きるのです。
特に注意しなくてはいけないのが、膝下が外に捻じれてしまう下腿外旋という膝の歪みが起こっている方です。
膝下が外に捻じれると骨についている部分が引き伸ばされて、この膝下の捻じれこそが鵞足炎を引き起こす真の原因ということができます。
このように、下腿が外旋している方に症状が出やすいと言いましたが、動きの特徴で言うとスクワットなどのかがむ姿勢で、つま先が外を向いて膝が中に入ってしまう動作です。
特に男性と比較して女性は骨盤が広いため膝が中に入りやすく、膝の内側にストレスを感じやすいので、椅子から立つ時に膝が中に入る癖がある方は注意する必要があります。
また、立ち姿勢がO脚で内股になっているとか、歩いている時につま先が外を向くといった癖がある方も気をつけるべきで、これらが発症しやすい人の特徴です。
症状の解消のために大切なポイントは下腿外旋を修正することで、その為には膝下を内側に捻じれるような下腿内旋誘導のトレーニングをするのが有効です。
ただ、このトレーニングは一般的な筋トレのように真っ直ぐ上下するわけではために、非常に意識することが難しいです。
しかも膝が伸びている状態ではできない動作で、膝を曲げていないとこの動きはできないのです。
それから日常生活で気をつけることとしては、膝とつま先の向きをまっすぐ向ける、体重のかけ方を気をつけるといった2つで、この点を注意するだけでも階段を昇る動作は楽になる可能性があります。
ただ先にも触れましたが一言に膝が痛いと言っても原因にはいろいろあるので、まずはしっかりと原因を判明させることです。
それにより、治療や日常生活で気をつけることも明確になってきます。
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