名古屋市南区 モルトン病が発症する原因
2017-08-26
ハイヒールなど女性特有の履物がモートン病の原因?
モルトン病は、足の指に届く神経が足のつけ根付近で圧迫されることにより発生する神経障害で、足の蹴り出しなど歩行時に痛みが起こる足の疾患のひとつです。
ちなみに、この病気を発表された人の名前から病名がつけられて、以後知られるようになりました。
女性に多くみられる傾向にあるこの症状の原因としては、足の横アーチの崩れである開張足と考えられて、ハイヒールに代表される女性の履物が原因となります。
踵が高く爪先が細くスタイリッシュで女性の足を美しく見せてくれるハイヒールですが、高い踵により重心をつま先へと集中させて、スロープを滑るように足は窮屈なつま先に押し込まれてしまいます。
これにより足には思わぬ負担がかかって、ハイヒールと言えば外反母趾が連想されるほど悪影響があります。
しかし、実はあまり気づかないうちに別の症状が進行していることもあって、それが開張足です。
足は体を支えるために縦に2つと横に2つのアーチ構造を持っていて、踵・小指のつけ根・親指の付け根の三点で互いを支え合いバネのように作用して負担を軽減しています。
しかし、足のつま先に持続的な強い力を受けてしまうことにより、足の親指のつけ根から足の小指の付け根にかかる横アーチの構造が破壊されてしまいます。
その結果、普段体重がかかることのない親指と小指以外の中足骨骨頭に体重がかかるようになりますし、押し詰められた靴の中で足の骨が互いにぶつかり合って圧迫され中足骨骨頭部の痛みを発生するようになるのです。
これがモルトン病が発症する原因でありメカニズムなのです。
主な症状は足の痛みですが、足先・土踏まずから先・足の裏に内部からジンワリした痛みが生じます。
動かなければ痛みなどはないのですが、歩く時の足の蹴り出しの際に痛みが走り引きずるように歩いてしまいますが、しばらく休んでいると痛みは引いていきます。
しかし、また歩けば痛みが再度起きてしまうのですが、これは足の蹴り出しの際に負荷が一番かかるからです。
特に、第3趾から第4趾の足のつけ根にしびれやジリジリとした痛みが見られる傾向にあります。
基本的には安静が必要ですが歩かないで日常生活を送ることは難しいので、まずは日常生活で足への負担を軽減するために、靴を足に合わせたものへと変えること大事です。
どの足の変形や症状にも共通して言えることですが、予防や改善のためには足に合った靴を履くのが第一で、それはモルトン病にも言えることです。
先に触れたように中足骨骨頭部に圧力が高くかかるハイヒールなどは厳禁です。
その上で、開張足や偏平足など低下した足のアーチを支える構造で、足の指の付け根をソフトに仕上げ痛みを軽減するインソールを使用するのは効果的です。
これにより中足骨骨頭部の圧力・痛みを軽減できるので、保存的な靴での対処はとても大事です。
また日常的な足のケアとして、足をお湯やホットパックなどで温めたり、軽い運動をしたりして血液の循環をよくすることも大切です。
それから足趾の伸展運動やアキレス腱を伸ばす運動を併用して、血液循環をうながすことも良好な結果を得ることにつながります。
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