名古屋 デスクワーク症候群の予防と対策
デスクワーク症候群と言う言葉を聞いた事がありますか?
これは最近、20~30代を中心に急激に増加している症状です。
デスクワーク症候群とは、文字通りデスクワークを長時間行っている
人達に引き起こるものです。
事務仕事の主な作業は、ノートパソコンを使用する機会が多く、この
ノートパソコンの画面を長時間見続けていると、首が必要以上に前のめりに
なってしまい、その結果として、背骨が前に倒れ肩甲骨が広がった状態、つまり
猫背の姿勢になってしまいます。この猫背の姿勢が長時間続くと、その姿勢が
普通になる、いわゆる定常状態になってしまい、日頃の姿勢も猫背の姿勢になって
しまうのです。猫背の姿勢を維持しようとするため、首や肩の周辺の筋肉が強張って
しまい、その影響から頭痛や首・肩のこり、めまいなどの症状が現れる事があります。
この総称が、デスクワーク症候群と呼ばれています。
現在、デスクワーク症候群に悩んでいる人が多い急激に増えている状況なのですが
、この症状が進行してしまうと、頭痛やめまいだけではなく、体全体の疲労が抜けなかった
り、体調がすぐれないために、精神的な状態が悪化してしてしまう事があります。
最終的には、やる気がまったく出ない、うつ病に近い状態になり、通院したり薬による
治療を受けなければならない事もあるようです。
この症状に陥った人によると、今までやる気満々で仕事に取り組んでいたのに、急に
やる気がなくなってしまったり、体が自由に動かないような感覚になっているのに
その症状をうまく周囲に伝える事ができずに、ただ「やる気がない」や「怠けている」
と思われてつらい経験をしている人が多いと言われています。
当院にも、デスクワーク症候群であろう症状を訴える患者さんがたくさんご来院になります。
当院で行う、デスクワーク症候群に対する施術法は以下の流れになります。
①詳細な障害評価や可動域のチェックをする事で原因を特定し、症状と状態の関連性を探る
②姿勢の変化で起こってしまった、首や肩周辺の筋肉の拘縮(こり)をほぐす
③筋肉の拘縮がある程度緩和したら、首の骨(頚椎)や骨盤など、歪んが骨格を矯正する
④筋肉が拘縮し、骨格が歪んでしまった体は癖がついているので正しいトレーニングによって
体をニュートラルに戻す
このような手順で施術を進めていきます。
デスクワーク症候群は、原因がノートパソコンの長時間使用と言われていますが、この症状は
子供にも起こりうるものです。当院にも、小学生で同じような症状に悩んでいる子が数人
来て施術をしていますが、ノートパソコンを使用した経験が一度もないと言うのです。
ただし、スマホの長時間使用とゲームをやる習慣がありました。
ですので、このデスクワーク症候群は、大人だけでなく子供にも注意をする必要があります。