名古屋 側弯症の対処法
2017-12-13
今回は側弯症の対策についてお話ししたいと思います。
当院にも、側弯症のお子さんをお持ちの親御さんから、ご相談やご予約をいただく事が
度々あります。側弯症とは、脊柱(背骨)が変形する障害です。元々、脊柱(背骨)は前から見てみると、きれいにまっすぐ配列
されているのですが、横から見てみると、まっすくではなく、ナチュラルカーブと呼ばれる、緩やかなS字型の形をしています。
このなだらかなカーブを描いているのは、まっすぐの場合は負担が分散されず、直接負荷が加わってしまうため、撓みを作ることで
負担を分散させ、バランスをとって体を支えているのです。そのナチュラルカーブが崩れてしまうことを脊柱変形と呼び、その中でも
横に曲がってしまったり、捻りが加わって変形していしまうものを側弯症と呼びます。
この側弯症は、思春期(第二次性徴期)に伴って変形してしまう事が多く、一般的に成長期と共にこの変形は治まります。
側弯症の種類としては、「先天性」と呼ばれる生まれつき変異見られる側弯症と、神経や筋肉の病気で、骨と骨をつなぐ組織に
異常が起こったり、脳性まひなどの病気の合併症として起こる「症候性側弯症」があります。
どのような種類の側弯症であり、基本は早期に発見することが大切です。もし、早期の発見であれば側弯の進行を遅くすることが
可能ですし、しっかりと観察を続けていけば、装具などによる治療も早い段階から可能になります。
先日、中学1年生の女の子が、側弯症と診断されて当院にご来院になりました。その子は、幸い軽度の側弯症であり、経過観察
をしてくださいと言われていますが、少し長く歩いたり、部活で試合などが続くと、腰に疲れが出てしまったり、猫背になってしまったり
するのです。ですので、その子は定期的に、くろねこ腰痛整体院にお越しいただき、腰のマッサージと骨盤矯正、そして姿勢を維持するための
トレーニングを行ってもらいます。もし、お子さんが側弯症と診断されて、お子さんに「何をしてあげたらよいのかな?」と迷っている
親御さんがいたら、ぜひお近くの腰痛に詳しい治療院にご相談したほうが良いと思います。