名古屋 ヘルニアの術後のリハビリ
今回は腰椎ヘルニアの術後のリハビリについてお話ししたと思います。
当院には、ヘルニアに悩む方が多くご来院いただくのですが、今回お話しするTさんもそのお1人でした。
Tさんは30代の女性で、以前から激しい腰痛に悩まされていて、ついに動けなくなり病院に運ばれたそうです。
MRIなどの検査の結果、腰椎のヘルニアが2個見つかり、加えて神経障害もひどく出ているので、すぐに手術を
勧められて、言われるままに手術に踏み切ったそうです。そこまでは、良かったのですが、その病院が術後にどんなリハビリ
をして、今後どんな段階を踏んで体が回復をしていくのかと言う説明が全くなかったそうなのです。
それで、不信感に陥り、色々調べたり人に聞いたりして、友人のご紹介で当院にお越しいただきました。
色々お話をしていく中で、「半年後に仕事復帰を控えているので、それまでに何とか動けるようにしたい」「病院では何の
説明もなかったので、どんな段階を踏んでリハビリをしていくのか教えてほしい」と切実に訴えていました。
そこで、私たちもわかりやすい施術計画を示して、リハビリも段階と現状を確認しながら、ゆっくりを進めていく事
になりました。
まず、リハビリの初期段階でやった事は、正しい姿勢で立つ事と、その姿勢でしっかり深呼吸ができる事です。
そのために、まずは3分間姿勢を維持して立ち、ドローインと言うお腹を凹ますリハビリを行いました。
その後は、股関節を動かす運動を行ったり、クォータースクワットをしたり、様々な種類の腹筋トレーニングを
行いました。今は、3月の職場復帰を控えてリハビリも後半に入っています。
何と言っても、ヘルニアの手術後で一番問題になるのが、腰を捻る時に痛みや違和感が出る事が多いので、それを
克服しないといけません。ですので、今は2kgのメディシンボールを両手に抱え、その姿勢でゆっくりと体を捻る
動きをゆっくりと行っています。現在、腰の捻りをしても、痛みが出ていないので、今からはメディシンボールを
持ってのツイストクランチなど、よりスピードを速くダイナミックの捻り動作を行っていき、リハビリを完了
してもらいたいと思っています。ヘルニアの術後のリハビリは、とても辛いものがありますので、気持ちを強く持っ
て、コツコツと行う必要があります。