名古屋 腰痛におけるストレッチの効果について
今回は、腰痛におけるストレッチの効果についてお話ししようと思います。
皆さんは、腰痛や肩こりなどに悩んでいる人に対して、ストレッチを行うと改善できるとか、ストレッチをすると
予防できるという話を聞いた事がありますか?
確かに筋肉を伸ばすストレッチと言うのは、筋肉が縮こまっている状態で、痛みが出ている腰痛や肩こりなどには
非常に効果的です。腰痛には、色々な種類がありますが、特に単純腰痛(虚血性腰痛)と呼ばれる、大きな原因の
ない腰痛に関しては1日に数回、立った姿勢での前屈や長座の状態で体を前屈するなどのストレッチを行うと、筋肉が
適度に伸ばされ、血流が良くなることで、腰痛が改善する事が多いのです。肩こりなどに関しては、パソコンや事務作業
など、長時間同じ姿勢を維持していると、肩や首の血流が悪くなる事から、首や肩甲骨を伸ばすストレッチを行うことで
改善できます。
私たちのお店でも、腰痛のお客様に対しては、施術ごとにステップレターをお配りし、その中でも効果的なストレッチの
やり方を描いたプリントをお配りして、やり方をご説明することで、生活の中でストレッチを行い、自ら改善する習慣を
ご指導しています。
では、腰痛の人なら、どんな人に対してもストレッチが効果的なのでしょうか?
これは、全く間違えなのです。先ほどご説明したように、単純性腰痛(虚血性腰痛)の人なら誰でもと言って良いほど、ストレッチは
効果的だと言えます。ただし、腰痛は様々な要因で引き起こるものであり、強い衝撃で起こる、ぎっくり腰や腰部捻挫の方に
対しては、まずはストレッチより安静にする事が最も効果的な改善方法であり、特別ストレッチを行う必要がないと思います。
また、腰椎ヘルニアや脊柱管狭窄症、脊柱分離症などの重篤な症状の方に対しては、ストレッチを行わせるタイミングを
間違えると、かえって悪化してしまうことも多々あるので、ストレッチを行うタイミングに関しては、細心の注意を払う必要があります。
また、ストレッチにはスタティック(静的)とダイナミック(動的)の2種類があるので、どのタイミングでどのストレッチを行えば
良いかも、しっかり判断する必要があります。
これは、スポーツトレーナーやリハビリの領域なので、もし腰痛でお悩みの人がいれば、ぜひ専門家のアドバイスを受けて下さい。