名古屋 O脚
2014-07-25
O脚とは、別名がに股と呼ばれ、立った時に、両側の脚が外側に開いてしまい、両膝の間が開き、大きな空間が見える
状態をO脚といいます。片側だけ弯曲し変形している状態を内反膝といい、両側の膝が開いている内反膝がO脚です。
2歳までの子供は、ほぼすべて軽いO脚です。これを生理的O脚と呼びます。ただ、成長とともに自然に改善され、3歳を過ぎる
頃には元に戻ります。したがって、2歳をすぎてもO脚の程度が強い場合は、成長をする過程でもO脚が進む事が多いので
注意が必要です。O脚の診断ですが、両足首をつけてまっすぐに立った時、両膝の間に、3指以上の隙間が空いている時には
O脚変形が強いといえます。O脚の子どもは、内股歩きになってしまい、転びやすかったり、疲れやすい状態になります。ただし、この
O脚変形はX線写真(レントゲン検査)では、骨に病的な変化がみられない場合がほとんどですので、病的な治療は必要がないと言われる
事が多いです。確かに、O脚は病気ではありませんが、変形が強い状態が続くと、見た目だけでなく、膝への負担が大きく膝OAや靭帯損傷
そして、股関節炎などのリスクが高まります。もし、立位で拳が入るぐらいの空間があるO脚でしたら、できるだけ早くO脚矯正を行う必要が
あります。O脚矯正は、骨盤と膝の関節を動かすと同時に、筋肉を緩ませることで改善していきます。そして、内転筋(太ももの内側の筋肉)
を鍛えることで、よりO脚が改善しますので、矯正とトレーニングの両方を行う必要があります。