名古屋南区 腰椎ヘルニア
2014-08-31
アスリートにおいて、腰部の障害と言えば「椎間板ヘルニア」と言うぐらい、知名度が高いスポーツ障害です。
腰部の骨と骨との間にある椎間板は、スポーツ動作(特に捻ったり、ジャンプをしたりする動作)で大きなスト
レスを受けやすく、負担が大きくなります。この状態が継続的に繰り返されることで、椎間板の存在する軟骨が
変性して、最後は背部のあり神経を圧迫していきます。この椎間板が変異し、ズレる状態を一般的には椎間板ヘ
と言われます。症状としては、お尻周辺から太ももの裏にかけて、ピリピリとした神経痛が見られ、神経の圧迫さ
れている脚の筋力が落ちたり、前屈動作で強い痛みを感じることがあります。腰椎分離症は比較的中高生のジュニア
アスリートに多いのですが、腰椎ヘルニアは一般的には20歳以降の成人によく起こります。ヘルニアの治療に関しては
急性期の場合は、患部を冷やしやり、安静にするRICE処置を行い、とにかく背部の炎症を抑える治療に専念します。
その間は無理な姿勢をすると、悪化させる恐れがありますので、膝を折り曲げで、横になった姿勢で安静状態を保つよ
うにします。この急性期を過ぎると、できるだけ早く腹部の筋力強化トレーニングをリハビリとして行います。腹筋の
筋力が弱いと、腰椎にかかる負荷が大きくなるために、腹筋のトレーニングをしっかりやり込むことが大切です。