名古屋 梨状筋症候群
2014-09-03
梨状筋症候群とは、お尻から太ももの裏にかけて存在する梨状筋と言う筋肉に起こるスポーツ障害
であり、スポーツ障害においての梨状筋症候群は、疲労の蓄積などで起こる事が多いです。発生機
序は、臀部に走る坐骨神経の梨状筋部分が様々な原因で狭窄を引き起こし、臀部を中心とした下肢に
痺れや痛み、慢性的な疲労感が残ります。他のスポーツ障害と異なる点は、股関節の内旋時に痛みが
出る事が特徴です。スポーツ競技では、サッカーやラグビーなどボールを蹴る競技や、陸上の長距離
など下肢を使う頻度が高い競技でのリスクが高まります。 梨状筋症候群の治療に関して、第一人に優
先すべきことは、下肢の疲労の除去です。 ハムストリングに疲労物質で乳酸が滞留すると、周囲の筋肉
が拘縮を起こし、神経を圧迫します。それをなくすために、まず下肢の疲労を溜めないことが大切です。
そのためには、スポーツマッサージやストレッチ、温熱療法が効果的です。後は、できるだけ早い段階
での治療を開始することで、梨状筋の状態が回復する期間が短くなります。