ばね指って何?症状と改善について
2014-09-24
ばね指って症状を聞いたことはありますか?
正直初めて聞いた、あまり聞き覚えのない症状名だ、と思う方が多いのではないでしょうか。
あまり聞いたことがないこのばね指ですが、どなたにもなりうる危険性のある大変身近な症状の一つとなりますので、早めに対応できるよう、原因や対処法、予防方法等を覚えて置くようにしましょう。
【ばね指とは】
ばね指とは、手の炎症性疾患の一つで、指がスムーズに伸びないのが特徴です。
主な原因は、手を繰り返し使用することで、腱周辺の骨や筋肉、その他組織に発生する炎症です。
職業病とされるばね指は、まったく同じような動作を1日に何時間も続けていることで、起こる腱鞘炎の代表例で、流れ作業や事務職、パソコン作業や、マッサージ師、その他手を繰り返し使い続けている職業に従事している方に多く見られます。
その他、家事や育児、など主婦の方でもばね指になる可能性が高いので、注意が必要です。
以上にあげた以外でばね指になる場合は、関節リウマチや結核、細菌感染などがあります。
年齢問わず、発症する危険性のあるばね指ですが、小児の場合のみ、その原因がいまだはっきりとしていないのが現状です。
【ばね指の症状】
症状としては、手の発赤、熱、疼痛、浮腫、腫れ、があります。
その他、手を曲げた後で、伸びなくなる状態が見られます。
ばね指は、進行のレベルに合わせてた、治療を行いますが、その方法はレベルに応じまったく異なります。
症状が軽度のうちに正しい対処をすることで、確実に改善に近づけますが、症状を放置すると手術以外では、改善が見込めず、日常生活にも支障をきたす危険性もありますので、できるだけ早く対処するようにしましょう。
ただ、ばね指を初期の段階で気づくことがとても難しいといわれているため、痛みや違和感を感じたときには、すでに数年以上経過しているというケースも珍しくありません。
また場合よっては、発症から数年間、痛みや違和感が一切なかったのに、突然症状が悪化するというケースもあります。
ですから、自己判断せず、以下の症状を少しでも感じた場合には、まずお近くの整体、もしくは医師の診察をうけるようにしてください。
主な特徴については、曲げた指がスムーズに戻らない、親指の付け根あたりに痛みがある、指の跳ね返り症状がある、指の屈伸がスムーズではない、指の関節に強い痛みを感じる、寝起きに頻繁にばね指と思われる症状があるなどが上げられます。
以上の症状が確認できた場合、すでに第二期に入っている可能性もあり、いつ何時悪化するかわからない状態であるため、早急な対策が必要です。
ばね指の症状が慢性的になり、痛みがさらに悪化した場合、残念ながら、手術以外の方法では、改善できないのが一般的です。
痛みや指の動きの不自由さから精神的、肉体的にも悪い影響を与えることがありますので、手術は避けられないでしょう。
指の屈折がまったくできない、自力で指をうごかせない、動かすと指に強い痛みがある、場合は整体院では、もはや対処のしようがありませんので、速やかに医師に相談してください。