名古屋 南区 腕の痛み
2014-12-11
名古屋 南区 腕の痛み
こんにちは、すっかり寒くなり冬襲来の12月ですね。年末になると話題になる流行語大賞、今年ノミネートされた中に「壁ドン」があります。
わたくし、壁ドンという行為がよく分かりませんでしたのでネットで調べてみました。
集合住宅等で隣の部屋が騒がしい時に壁をドンと殴る行為
男性が女性を壁際に追い詰めて手を壁にドンと突く行為
壁を叩きたくなるほどの不満や憤りを感じた時など腹が立った時に壁を殴る行為
どうやらノミネートされた言葉はこの2番、恋愛の際に使われる手法らいしとの事(笑)
殿方が女子を追い詰めてどんな言葉を吐露するのかはさておき、医療的にこの行為を皆さんと楽しく分析してみようかと思います。
壁ドン男子は手のひらを壁に当てて手を伸ばして女子を追い詰めます。
手のひらを壁に当てて手首を返した状態。これを私達は「手首の伸展(しんてん)」もしくは「背屈(はいくつ)」なんて呼んだりします。椅子に座って”頬つえ”をついている時も同じく手首は「伸展」「背屈」をしています。
この時、手を持ち上げるために働いてくれている筋肉が「橈側手根伸筋(とうそくしゅんこんしんきん)」と呼ばれる筋肉です。この筋肉は短いのと長いものの2つが一緒に働きます。これらは壁ドンする際に手首の少し上にある人差し指と中指の骨、これの一番土台になる「中手骨(ちゅうしゅこつ)」の根元に着いて頑張って手首を引き起こします。
引き起こす側はどこに付いているのかと言うと、これは前腕を通り越して肘の上にある「上腕骨の外側上顆(がいそくじょうか)」から伸びています。
両腕で自分の身体を肘を持ってハグしてみて下さい。右手で左肘、左手で右肘。交互に見なくも大丈夫です(笑)
この時に手で包んだ肘の外側、丁度親指の辺りに当たるのが外側上顆になります。
壁ドンの筋肉はこんな所からついているんですね♬
この外側上顆には手首だけでなく、指を伸ばす筋肉など壁ドンの動きをする伸筋のほとんどがここに付着しているため、とても大きな負荷をいつも抱えています。