名古屋 腕のしびれ
2014-07-13
手や腕のしびれを改善するには、何が原因でしびれが起きているのか、はっきりさせる事が大切です。そのためには
障害評価や運動テスト、エコーやMRIなど様々な方法で評価することができます。大きく手や腕のしびれの原因になる
のは①頚椎の歪み②手根管狭窄症の2つに分かれます。まず、頚椎の歪みによる原因ですが、首の骨(頚椎)は1~7番まで
7個の骨によって構成され、靭帯や軟骨などにより安定させています。その中の4番目と5番目の骨が非常に歪みやすく、この
4・5番目の骨(C4・C5とも言います)が歪むと手や腕のしびれに直接的な影響を与えます。整形外科などの医学的な治療では
血行をよくする薬や牽引、湿布などの処方により症状を抑えようとしますが、原因が頚椎4~5番目の歪みですので、一時的には
症状が改善しても、すぐに痛みやしびれがすぐにぶり返してしまう事が多くあります。根本原因を取り除くには、頚椎の正しい矯正
を行う必要があります。もうひとつの主な原因である、手根管狭窄症とは、手の神経である正中神経は、束になって手首の手根管
というトンネルを形成して、そのトンネルを通るのですが、このトンネルの中で神経の束が圧迫されることにより「しびれ」や「痛み」が
起き、さらに進行をすると、筋肉萎縮や運動制限が起きます。この様な状態が手根管で起きると、非常に辛い腕や手のしびれに発展しまうす。
手根管狭窄症の治療と言えば、手首の安静を保つ、消炎鎮痛剤やビタミン剤(特にビタミンB12)の使用、ステロイド注射などを行う
事が多いです。手や腕のしびれを感じた時は、無理や我慢をせずに、できるだけ早く治療を開始することをおすすめします。