名古屋市南区 腰痛の異常
2015-10-10
どのような異常で「腰痛」が起こるのか?
「腰痛」という病名ではなくて症状であって、腰に痛みを起こす原因によりその対処方法に違いがあります。
一般的には背骨とその周辺の筋肉などが原因で発症することが多いのですが、どのような異常があると腰に痛みが起こるのか、種類や疾患別の症状や治療法を知っておくと役立ちます。
まず腰痛全体の85%を占めると言われているのが非特異的で、要するに原因が明確にできない腰の痛みです。
ただ、原因が明確でないと言っても全く原因不明というわけではなくて、レントゲンやMRIなど画像診断では原因を特定できないものです。
治療法としては、一般的に痛みが強い場合には消炎鎮痛薬の内服や湿布・塗り薬などを使用します。
また、できる限り日常生活の活動性を維持することが好ましいですし、ストレッチや筋力トレーニングを組み合わせた運動療法を行うこともあります。
それから心理的・社会的ストレスが原因と考えられる場合には、心療内科によるカウンセリングを受けたり、抗うつ薬や抗不安薬が使用されたりすることもあります。
無理な姿勢や動作の後に急に発生する腰の痛みがぎっくり腰で、このような腰部の筋肉や関節の障害を原因とする急性的な腰の痛みがあります。
治療法は一般的にコルセットなどで腰部を保護する保存療法がおこなわれて、そうすると数日で痛みが治まることが多いです。予防的には。
ただ慢性化する可能性もあるので、普段から運動をする習慣をつけて腰部の筋肉に疲労を貯めないように心がけることが大事です。
椎間板の核が飛びだして神経を圧迫したり、炎症を起こしたりすることにより痛みが起こるのが腰椎椎間板ヘルニアです。
腰や臀部の痛みだけでなくて脚にしびれや痛みが起こったり、力が入りにくくなったりするなどの神経症状を伴うこともあります。
また、無理な姿勢を続けると臀部や下肢の痛みやしびれが強くなってしまう特徴もあります。
治療法としては消炎鎮痛薬の服用やコルセットの装着などで痛みを抑えながら自然治癒を期待することです。
椎体と椎弓とをつなぐ椎弓峡部に疲労骨折が起こって椎体と椎弓が離れてしまうのが腰椎分離症で、分離した腰椎が徐々に前方にすべると分離すべり症になります。
成長期にある子供が腰を反らせたり、反らせて捻ったりする動作を繰り返すスポーツをすることで生じやすいです。
治療法としては腰の痛みにより受診して腰椎分離が発見された場合には、コルセットを装着して4~6ヶ月間程度運動を休止することになりますが、治療経過で分離部に骨癒合が得られればスポーツに復帰できます。
その他、脚のしびれや痛み排尿障害が徐々に進行する腰部脊柱管狭窄症、加齢によって椎間板や椎間関節が変形する変形性脊椎症、背骨が左右に弯曲して思春期に進行しやすい脊柱側弯症などもあります。
また、腰の痛みが主な症状なのに解離性大動脈瘤・尿路結石・子宮内膜症などの内臓の病気が原因になる場合もあります。
このように単なる腰痛と簡単に考えてはいけない症状もあることを理解しておくと良いです。
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