名古屋市南区 ぎっくり腰対応
2015-10-13
「ギックリ腰」は安静にすることは逆効果?
一般的に腰痛で病院に行くとレントゲンを撮られて、これといった異常が発見されない場合には、「腰痛症」といった曖昧な診断名が片づけられてしまう場合が多いです。
治療といっても痛み止めを渡される程度で、しばらく安静にしてくださいと言われるだけです。
このように、腰痛を気のせいのレベルと考えている医師も少なくないのです。
しかし、近年腰痛に関する考え方に変化があって、従来の考えの間違いが正されてきています。
でも、未だに腰痛に対して安静を絶対とする医師が少なからず存在していますし、専門書を読んでも安静をすすめるケースが多いことも確かです。
実は、多くのヨーロッパの国々における腰痛に関する治療ガイドラインや、日本の腰痛診療ガイドラインにおいても、最新のものに関しては腰痛が起こった場合には安静にしないことが勧められているのです。
ベッドで安静に横たわることを特に勧めておらず、できる限り患者を安心させて動くようにするよう指導されているのです。
これは、海外や日本で腰痛の患者を対象にして実施された調査結果が影響しています。
海外で行われた調査とは、急性腰痛症の患者を、2日間トイレ以外はベッド上で安静にしているよう指示したグループ、体を前・横・後ろの各方向に10回1セットで動かす運動を理学療法士が指導して行ったグループ、できる限り普段の活動をするよう指導したグループの3つに分けてその後の経過を調査したのです。
腰痛の持続期間と程度・欠勤日数・仕事に関する支障の程度などを、この3グループで比較した結果、できる限り普段の活動をするグループが明らかに最も良い結果が出たのです。
そして、次に理学療法士の指導によって運動指定他グループが良くて、最も結果が悪く出たのは安静にしていたグループだったのです。
日本では、腰痛が発生した人に対して治るまでできる限り安静を保つように指導したケースと、治るまでに動ける範囲で活動するよう助言したケースを、翌年の再発率に関して調査したのです。
その結果は、安静にするよう指導された人の方が、動ける範囲で活動するように指導された人の約3倍も「ギックリ腰」を発生すると言ったことが分かったのです。
つまり、急性腰痛症などの腰痛が発生した場合に動かずにベッドで安静にすることは逆効果で、再発率を高くしてしまうということで、従来の腰痛治療の常識が変わってきたのです。
では、なぜ安静が腰痛によくないのかというと、いくつかの理由が考えられます。
そのひとつは、椎間板の中央にありギックリ腰の時にずれて神経を圧迫することが多い髄核は、運動することによって自然に元の位置に戻るからです。
逆に、安静にしているずれたままになってしまう可能性が高いのです。
もうひとつの理由としては、安静にする必要があると言われることで、安静にしないと悪化すると考えて、動くことに対して恐怖を感じて腰痛に対して必要以上過敏になってしまうからです。
それにより、痛みをストレスに感じてストレス性腰痛を起こし腰痛を悪化させてしまうことにつながってしまうのです。
間違った考えで腰痛を悪化させないように心がけることが大事です。
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