名古屋市南区 腰部脊柱管狭窄症
2015-11-08
中高年に発症することが多い「腰部脊柱管狭窄症」
背骨・椎間板・関節・黄色靱帯などに囲まれた脊髄の神経が通るトンネルが脊柱管で、加齢・労働・背骨の病気による影響で変形したり、椎間板が膨らんだり、黄色靱帯が厚くなったりして脊柱管が狭くなることがあります。
この脊柱管が様々な要因で狭くなると神経が慢性的に圧迫うけ神経の血流が低下してしまいます。
このような状態で発症するのが脊柱管狭窄症で、特に負担のかかる腰部に多く見られるのが「腰部脊柱管狭窄症」です。
それから椎間板ヘルニアと比較して中高年に発症することが多い症状と言われています。
主な原因は先に触れたように加齢などに伴う椎間板・椎体・椎間関節・椎弓の変性によるもですが、椎間板ヘルニアや変性すべり症も原因として挙げられます。
また、外傷や先天的な骨の形成不全によって発症するケースもあります。
主な症状は、狭窄により神経が圧迫されることで、狭窄のある部位の痛みや下肢の痛み・しびれなどがあります。
「腰部脊柱管狭窄症」の特徴的な症状としては、強い腰痛はなくて安静にしている時には症状があまないが、背筋を伸ばして立っていたり歩いたりすることにより、太ももや膝から下にしびれや痛み起こって歩けなくなることがあります。
しかし、少し前かがみになったり、腰かけたりして休むとしびれや痛みが軽減されて症状は無くなります。
このような症状を間欠性跛行と言って、腰部脊柱管狭窄にみられる特徴的な症状のひとつです。
また神経根が障害されている場合には、下肢やお尻の痛みが起こりますし、馬尾神経が障害される場合には、下肢やお尻にしびれや怠さを感じたりします。
進行すると下肢の力が落ちたり、頻尿などの排尿障害や排便障害をきたしたりすることもあります。
ちなみに、腰部以外の頸部や胸部など広範囲に脊柱管狭窄が見られる場合には、四肢や体幹の痛み・しびれや筋力低下・四肢の運動障害・間欠性跛行・排尿障害・排便障害をきたすことがあります。
主な治療方法としては、リハビリテーション・コルセットの着装・神経ブロックや脊髄の神経の血行を良くする薬の投薬など、保存的療法がおこなわれます。
しかし、これらの療法で改善が見られないケースや、歩行障害が進行して日常生活に支障が出てくるようなケース、また両足に症状が出ているケースでは、手術を行うことが多いです。
最近の手術の方法としては、内視鏡を使用した低侵襲手術が行われています。
それから、予防として日常生活上で注意したいことは、何といっても姿勢を正しく保つことです。
しかし発症してしまうと、腰をまっすぐに伸ばして立つことで神経の圧迫が強くなり前かがみになると和らぐため、杖をついたりシルバーカーを押したりして腰を少しかがめるように歩くと楽に歩けます。
無理して負担をかけてしまうことは症状の悪化につながるので避けるように心がけることも必要です。
また、自転車に乗ることは痛みが起こりにくいですし、良い運動にもなのるで自転車を利用するのも良いかも知れません。
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