名古屋市南区 変形性腰椎症 高齢者
2015-12-04
高齢者に多く見られる「変形性腰椎症」
「変形性腰椎症」は高齢者に多く見られる症状ですが、腰椎分裂症やすべり症と同様に聞きなれない症状と思われる方も少なくないかも知れません。
しかし、腰痛を発症する要因のひとつにもなるので、「変形性腰椎症」に関する具体的な原因や症状などについて知っておくと役立ちます。
人間の背骨のうちで腰の部分を構成する骨が腰椎で、一番上が第1腰椎で下が第5腰椎と呼ばれる5つの椎骨から成り立っています。
また、その間にはクッションの働きをして椎骨を守っている椎間板が挟まっています。
しかし、年齢と共に椎間板が変性して弾力性が失われることでクッション作用が弱くなって、椎骨同士がぶつかったり椎間関節がすり減ったりして、骨棘と呼ばれる骨の突出ができたり、椎骨の並びにずれが起こってしまうことがあります。
これが変形性腰椎症で、加齢に伴う椎間板の変化が原因で腰痛を引き起こすものです。
主な症状は腰にこわばりや鈍痛を感じる腰痛ですが、就寝時に寝返りをする時や立ち上がる時に痛みを強く感じる特徴があります。
また、何らかの動作を初める時に強い痛みが走り、動き続けていると徐々に痛みが楽になると言った特徴もあります。
それから高齢と共におこる腰痛は慢性的な症状なることが多く、しかもそれ程激しい痛みではないために、ついつい我慢して放置してしまう傾向があります。
しかし腰が痛くなるのは年齢のせいと考えて放置していると、骨棘が発生して脊柱管が狭くなるといった現象が起こり脊柱管狭窄症を招いてしまうことになります。
椎間板ヘルニアも起こることがあるので、腰が痛いのを年齢のせいだと考えるのではなくて、早めに病院で診察を受けることを心がけることも大切です。
主に腰椎レントゲン検査と加齢的変化があるのかないのかによって診断がされます。
ただ、その時に椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症、変性すべり症などが原因と判断されると、それぞれの病名で診断されることもあります。
治療の基本は痛みに対する対症療法として鎮痛薬や筋弛緩剤などを使用する薬物療法により日常生活に支障をきさないようにします。
日常生活の中で一般的に行われている腰痛体操を行うなども、ある程度の症状軽減につながるので行うと良いです。
ただ疼痛が酷い時には神経ブロック注射が行われることもあります。
それから高齢者の方は手術を怖がる傾向にありますが、老化が原因で起こるものなので手術が必要になることはありません。
このように「変形性腰椎症」は、椎間板が劣化し弾力性も失われ周りの神経や神経根が刺激されて腰の痛みを発生させるもので、40歳代以降のひとに多く見られはじめる症状です。
そして、年齢を重ねると共に増加する傾向にある症状なので、その点をしっかりと理解して腰に何らかの違和感を覚えたらまずは病院を受診するようにしましょう。
そうすることで脊柱管狭窄症・椎間板ヘルニア・変性すべり症などの発症を予防することにもつながっていきます。
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