名古屋市南区 腰椎分離症
2015-12-21
スポーツをしている子供に多く発症する「腰椎分離症」
「腰椎分離症」は、小学校の高学年から高校生までの子供に多くみられる病状で、特に激しいスポーツをしている子供に多く発症する症状です。
特に、腰の部分への負担がかかる捻りや捻じれと言った動作を繰り返し行うスポーツをしていると発症しやすいと言われています。
ただ、自覚症状が無いケースが多いといった特徴があって、小学校や中学校でスポーツを盛んにする時期を経て、数年後に痛みなどが出はじめて診断を受けて分かり治療を受けることも少なくありません。
ですから、親や指導者など周囲の大人が常に子供の体の変化を注意して監視をしてあげることが大切です。
主な症状としては腰の痛みが強くて、特に腰を後ろ側へ反らせると痛みが増す特徴がありますし、急性期の症状はぎっくり腰に似ていることがあります。
また慢性期になると安静にしていても腰に重いような痛みやだるさを感じることがあります。
これら腰の痛みの原因は、分離してしまった骨が筋肉を刺激して炎症を起こしているからです。
ただ、先にも触れましたが自覚症状が全く無い人も多いですし、少年期には痛みがなくて成年を過ぎた辺りから痛みが起こるケースもあります。
それから状態が酷い場合には、すべり症や他の大きな腰痛へと発展するケースも多く、このように変化するので症状をよくチェックして判断することが重要です。
治療法としては、腰椎のコルセットを装着する装具療法、鎮痛剤などを投与する薬物療法、温熱療法を主とした理学療法、ブロック注射など保存療法が主なものとしてあります。
また、それらの療法と共に正しい生活習慣や姿勢を心がけて、背筋や腹筋を増強することも大切なことです。
ただし、これらの保存療法でも改善されないケースでは手術が適用されて、主に分離した部位の固定術が行われます。
その固定術の方法としては、骨盤などから骨を移植する場合と人工骨を用いる場合がありますし、固定の補助として金属製の器具が称されるケースもあります。
「腰椎分離症」を予防するためには、最大の原因となるオーバートレーニングをしないことです。
でも、スポーツを上達するためにはトレーニングは止めたくないと考える方も多いので、そのような方はトレーニング後にはしっかりと筋肉を休ませ、次の練習のために体を整えることが予防につながると認識しておくと良いです。
具体的には、トレーニング後に筋肉をマッサージしクールダウンすることで、しっかりと体のケアをすることが大事です。
また、スポーツ自体の技術を高めることや腰椎周りの筋肉や腱をトレーニングで鍛えることも大切です。
そうすることで過度な負担がかからなくなりますし、筋肉のコルセットで補助することができるようになります。
ただ全身のバランスが崩れていては筋力が偏って付いてしまうこともあるので、体のアンバランスを矯正してから行うようにすることも忘れないようにすることです。
しかし、何といっても早期発見と早期治療が最も効果的な治療方法になるので、何かおかしいと感じることがあれば、早い段階で病院などに行くことです。
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