名古屋市南区 関節リウマチ
2016-01-10
腰痛を引き起こす可能性のある「リウマチ」
体の外部から侵入してきた細菌やウィルスを攻撃する働きのある白血球やリンパが、何らかの原因によって突然自分自身の体を攻撃し始めて、それにより炎症や骨の変形などが起こる厄介な病気が自己免疫疾患です。
自己免疫疾患は原因が特定できないので治療方法が非常に難しい病気ですし、がん細胞のように特定の細胞を攻撃するような治療ができず症状を緩和するためにステロイド薬を使用することが多くなっています。
この自己免疫疾患で長い間攻撃を受け続けると、骨粗鬆症による骨折の頻度が高まると共に腰痛を併発します。
特に自己免疫疾患のひとつと言われる「関節リウマチ」に頻度が高く、日本人における患者の4分の1が腰痛を併発していて、中等度以上の患者が併発するリスクが非常に高いです。
指などの関節が曲がってしまう病気なので、頸椎や腰椎に症状が出やすいことは以前から分かっていることで、それを確証する結果とも考えられます。
指・手首・ひじ・ひざなどの関節がこわばる特徴がある関節リウマチと違って、大きな関節が中心で関節症状が起こるリウマチ性多発筋痛症も、腰痛を引き起こす可能性のある病気のひとつです。
この病気が疑われる症状としては、首から肩・腰などに強い痛みやこわばりがある、全身のだるさ・体重減少・食欲低下・微熱などで、腰痛以外にこれらの症状が見られる時は発症の可能性があります。
この病気は膠原病のひとつで、いわゆる自己免疫疾患なので先に触れたように免疫システムの異常により発生する病状です。
ただ、こうした免疫システムの異常が起こる原因に関しては未だに明確な解明はされていません。
男性よりも女性に多く発症する点は他の自己免疫疾患と同じですが、ほとんどは50代~60代以上の高齢者に発症すると言う点では全く異なる病気と言えます。
診断に関しては、50歳以上の高齢者であること、筋肉の痛みとこわばり・だるさなどの全身症状があることなどの特徴が判断の参考になります。
その他、血液検査による白血球の増加・血小板の増加・C反応性蛋白の上昇なども調べられて、こうした診断から発症の可能性を図ることになります。
ただ、実際には診断を確定できるような決定的な特徴や検査法についてはありません。
治療としては、一般的に比較的少量のステロイド薬の投与で十分効果があって、効果が現れはじめたら徐々に薬の量を少なくしていきます。
ただ、通常は1~2年という長い期間をかけて治療を行うことになります。
このようにステロイド薬を長期服用することにより骨粗鬆症や動脈硬化などの副作用の発生が懸念されるので、それらに対する対策も同時に行っていくことになります。
しかし長い間痛みに耐えることは辛いので、病院での治療と共に整体など東洋医学の治療を併用することを検討するのも良いです。
緊張してガチガチの体に優しい刺激を与えて筋肉を緩めると、関節の痛みを軽減することができますし回復へとつながる可能性も考えられます。
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