名古屋市南区 心因性腰痛症
2016-01-25
ストレスや心の問題が大きく影響する「心因性腰痛症」
腰痛と一口に言っても原因が明確な腰痛と原因が明らかでない腰痛に分類されて、原因別に分類すると脊椎由来・神経由来・内臓由来・血管由来・心因性の5つに分けられます。
この5つで気になるのは心因性で、一般的に腰痛と言えば椎間板ヘルニアなど体に異常があってなるものだと考えられています。
しかし、体には異常がないのに精神的なストレスや強い不安などから腰の痛みが起きたり、原因だったケガなどが治っても痛みが残ってしまったりすることもあるのです。
このように心因性の腰痛というのが現に存在していると認められているのです。
では、その「心因性腰痛症」というのはどのようなものなのでしょう。
その名が示す通り何らかの心の問題で腰の痛みが酷くなってしまう状態です。
心と腰痛に関係あるのかと疑問に感じる方も多いことでしょうが、原因不明の腰痛や治りにくい腰痛の背後に、心の問題が潜んでいるケースが多いと分かってきたのです。
実際、様々な検査を実施しても腰痛を引き起こすような異常や病気が発見できなくて、また画像検査でも異常が見つかっていないのに、腰痛の症状を訴える人もいるのです。
そして、このように原因不明の状態が3ヶ月以上も続く慢性的な腰痛になる数も多く、そのように原因不明とされてきた慢性腰痛の中に「心因性腰痛症」がかなりの確率で含まれているのです。
また、慢性腰痛を訴える方の患者の約8割に抑うつ状態が見られるとも言われていて、ストレスや心の問題が大きく影響していることが分かっています。
これは絶望感・恐怖・怒り・不安・無力感・抑うつ感などを感じている時に人間は、通常よりも痛みを感じやすい状態になっているからです。
また、感情以外にも体が疲れている・眠れない・不快・孤独・運動不足など肉体的な理由がある時も、通常より痛みを感じやすい状態になるからなのです。
ただ、人間関係・仕事の忙しさ・孤独感・家庭内の不和・環境の変化など、個々人でストレスに違いがあるので、腰痛の原因になっているストレスを解明する必要がある厄介な症状と言えます。
しかし、解消法は痛みの原因となっているストレスに対して上手に対処していくかありません。
その為、整形外科でもこのような心因性の腰痛の場合は、痛みをとる消炎鎮痛剤などの薬物療法と共に、心理療法やカウンセリングなどといった心療内科や精神科での治療を並行して行うようにしています。
抗不安薬・抗うつ薬・抗てんかん薬など、心療内科や精神科で使用する薬を上手に組み合わせる薬物療法が行われて、最近では薬で痛みをコントロールすることで治療の効果もあげています。
また、漢方による治療も注目されるようになっていて、ストレス抵抗性を高める漢方薬の処方で腰痛が改善されるケースもあります。
それから整体などで体のバランスを整えることで身体的なストレスを解消してあげることにより痛みが解消されるケースもあって、このような東洋医学の治療も効果的と考えられます。
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