名古屋市南区 ヘルニアの種類
2016-04-06
ヘルニアとは、本来あるべき位置から臓器が突出、脱出した状態を言います。
体腔内の切れ目に入り込んだものを「内ヘルニア」、体腔外に飛び出したものを「外ヘルニア」と区別しします。
ヘルニアについてさらに詳しく説明します。
【代表的なヘルニア】
・脳ヘルニア
脳の組織が外に押し出されることを言います。
押し出された脳は、脳幹を圧迫し、呼吸、心臓の機能を失うなど大変危険です。
・頚椎ヘルニア
腰部とは少し異なり、頚椎症と呼ばれる骨の変形から発症することが多く、悪化すると脊髄を圧迫し、頚椎症性脊髄症になることもあります。
首を後ろや横に倒したときに腕に強い痛みを感じるのが特徴です。
・椎間板ヘルニア
骨と骨の間でクッションの役割を担っている椎間板が本来の位置から突出して神経を圧迫して、坐骨神経痛などを起こす。
20代、30代の男性に多い病気で、腰椎の下の部分に起こりやすく慢性的な腰痛が発症のきっかけになる事もあります。
・横隔膜ヘルニア
横隔膜が胸骨に付着する部位が弱い場合に発生。
先天性と後天性のものがあり、とくに症状はないので、偶然発見されることが多い。
・腹壁ヘルニア
お腹の壁の弱い部分から脱出する状態。
症状によっては、腸閉塞の危険性も高いので、早めの受診が必要。
・臍(さい)ヘルニア
でべそ、のことで、新生児に存在する場合、特別な処置をしなくても自然におさまる事もあります。
大人の場合は、妊婦さんの発症頻度が高くみられる。
・鼠径(そけい)ヘルニア
男性では、30%の割合で発症するヘルニアで別名脱腸。
男性の場合、温度差が生じる睾丸が腹腔内に出入りする通路で発生し、場合によっては、壊疽から命の危機に瀕することもある。
女性の場合は、男性に比べて発症のリスクは少なく、大陰唇皮下に発病。
【もっとも多いのが椎間板ヘルニア】
ヘルニアの中でももっとも多く耳にするのが椎間板ヘルニアで、椎間板が神経を圧迫することで発症します。
原因は色々とありますが、姿勢、動作、遺伝、骨格の形、加齢など人によってさまざまです。
20代をピークに椎間板の変形がはじまり、繊維輪の弾力性が失われ、あらゆる組織に亀裂が発生し、そこから椎間板は突出してヘルニアを発症します。
腰の部分に負担をかける職業に従事している方や肥満体質、喫煙など生活習慣、食生活の乱れが大きな危険因子になっている事が考えられます。
症状はぎっくり腰のように激しい痛みや下半身の痺れ、麻痺、場合によっては、歩行困難になる事もあります。
すでに痛みが激しく日常生活に支障をきたす場合は、外科的手術という選択肢もありますが、手術適応は保存的治療3ヶ月実施しても改善が見られない場合です。
その他、整体院や整骨院、接骨院等でもヘルニアに対する施術を行っていますので、症状を少しでも緩和できるよう対処してください。
予防については、筋力の強化がもっとも重要です。
1日30分から1時間週に5日程度のウォーキング、スイミング、ストレッチ等はとてもお勧め。
すでに痛みがある方は、体に負担がかからない水中ウォーキングなどが特にお勧めです。
無理をしない程度に筋力アップに努めましょう。
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