名古屋 寝違い
2016-04-11
寝違えとは、急性疼痛性に頚椎や肩甲骨の運動性が制限された状態のことをいい、寝ている間に筋肉の平衡運動機能が失われ、首周囲にある筋肉が過度な緊張を起こしてしまい知覚神経が刺激されて発症し、首周囲の筋肉の一部分がつった状態が続いて炎症を起こした状態のことです。簡単に言うと、首の捻挫という事になります。
医学的用語はなく、急性疼痛性頚部拘縮・急性頸部痛と呼ばれることもあります。
寝違えやすい生活習慣は長時間同じ姿勢でいる、仕事などで反復運動を繰り返す傾向がある方が、寝違える確率が高いとされています。長時間同じ姿勢でいることや反復運動も、筋肉の緊張状態が続いていますので疲労がたまってしまいます。パソコン、タブレットやスマートフォンなどの操作も該当します。長時間使用する傾向がある方は要注意です。
寝違えの原因はいくつかあります。
1.枕があっていない
寝違えの原因としてもっとも多いのは枕があっていないということです。枕が高すぎたり逆に低すぎたり、硬すぎたり柔らかすぎることによって首に負荷がかかってしまい朝起きたときに寝違えになっていることがあります。これは首の角度があっていない枕によって調節できないため、不自然な状態で長い時間維持することになります。 枕は値段が高い方が良いというものでもなく自分に合った枕を探すことがポイントとなります。
首の頸椎などにも個人差があるため、 一概にこの枕が良いとは言い切れません。
2.寝る姿勢が悪い
寝違えになりやすい姿勢は、横向きやうつむきなど、枕の役割を果たせない状態で寝ることです。枕は通常首のラインに合わせて作られおり、たとえば横向きで寝た場合、枕の高さなどが合わず、首に負荷がかかりやすくなります。
また、長く使用し変形した枕はうまく首のラインにフィットせずに寝違えの原因になることもあるようです。
3.過度なストレスがかかっている
ストレスがたまると、背中や肩の筋緊張が起こり首に負荷がかかりやすくなり寝違えになる可能性が高まり、ストレスがたまると、眠りが浅くなり睡眠の質が低下し睡眠不足状態になります。すると、寝ている間に本来不自然な恰好になると寝返りをうったりして自然な姿勢に戻すのですが、その動き(反応)がなくなってしまいますので、不自然な姿勢で長時間固定されることになり、寝違えが起こりやすくなります。
4.睡眠不足が原因
上記と同じで、睡眠不足になると、寝返りなどで姿勢を良い状態に戻すという反応が鈍くなるため、寝違えが起こりやすくなります。
5.疲労が原因
過度の疲労により、不自然な姿勢になった時に良い姿勢に戻す反応が鈍くなることにより寝違えが起こりやすくなります。
6.内臓疲労が原因
肝臓や胃などの疲労により支えている筋肉も一緒に疲労してしまうため、背中や肩の筋肉などが強張って筋肉が縮んでしまいます。すると、首の運動性が制限されるため、寝違えが起こりやすくなります。
内臓疲労の原因としては、過度の飲酒や脂っこいものやカロリー過多、食べ過ぎなどにより内臓が疲労します。
7.慢性的な肩こりが原因
慢性的に肩が凝っている場合も筋緊張している状態であるため、寝違えになりやすくなります。
また、リウマチによっても寝違えは引き起こされやすくなるそうです。
8.加齢により頸椎が変形している
加齢などの老化現象により頸椎が変形することで、首の痛みが出やすくなることがあります。寝違えとは、また異なるのですが症状が似ており、寝違えが頻繁に起こるなと思っていたら実は、頸椎に問題があったという場合もあるようです。
首の痛みが頻繁に起きたり、1か月以上など長く続くような場合や手足のしびれなどが伴うような場合は、どこか問題があるかもしれませんので、一度検査を受けた方が無難かもしれません。
また、老化だけでなく姿勢が悪い場合は、若い人でも頸椎の変形は起こりえます。