名古屋 背中の痛み
2016-04-19
背中の痛みの原因は運動による筋肉痛や姿勢の悪さなどが関係していますが、原因がはっきりしない場合には注意が必要です。
背中と内臓には密接な関係があり、また右側、左側の痛みによっても原因が変わることがあります。
痛みの原因は、筋肉疲労から内臓の病気までいろいろなものがあります。
まず背中の痛みの原因としてあげられるのは、背中の筋肉が緊張したり、負荷がかかりすぎて疲労する背中のこりや筋肉痛です。
痛みの度合いや症状もさまざまで、すぐに改善するものから長期間にわたる慢性的なものまであります。
骨がずれてしまったり歪みによっても、背中の痛みが起きます。
背骨や首の骨が変形して痛みを感じたり、背骨の骨折などで痛くなることもあります。背中以外の部分に大きな衝撃を受けて、打撲や捻挫をして体
全体の歪みから背中の歪みにつながり痛くなることもあります。
それから、意外に思われるかもしれませんが、内臓疲労や内臓疾患が原因で背中の痛みが生じることもあります。
呼吸器系の疾患から循環器系、腎臓、消化器系、子宮疾患まで多岐にわたります。
その他の原因として、寝違えたり筋を違えたり、事故によるむち打ち症などで首が痛い時に首から背中の上の部分が痛むことがあります。
痛みが感じられる部位によって起こる原因や疑われる病気は異なってきます。
今回は背中の真ん中・右側・左側・首から胸の痛みそれぞれの部位から引き起こす病気を紹介しています。
1.背中上部・首・肩にかけての痛み
≪主な症状≫
・首、肩、背中にかけて違和感、不快感、だるさ、しびれ、鈍痛などを感じる
・首、肩、背中の辺りがずっしりと重く感じる
・肩~首すじがガチガチにこわばっている、または張っている
・肩から腕にかけてしびれがある
≪その他の症状≫
筋肉疲労による筋肉の硬化、コリや痛みがあり、一般的な肩こり・腰痛などに分類されます。
2.背中上部・肩・腕・首から肩甲骨にかけての痛み(上肢のしびれ 胸郭出口症候群)
≪主な症状≫
・上肢のしびれ
・肩や腕、肩甲骨周囲の痛み
・前腕尺側と手の小指側に沿ってうずく
≪その他の症状≫
前腕尺側と手の小指側に沿ってうずくような、ときには刺すような痛みと、しびれ感、ビリビリ感などの感覚障害に加え、手の握力低下と細かい動作がしにくいなどの運動麻痺の症状があります。
手指の運動障害や握力低下のある例では、手内筋の萎縮(いしゅく)により手の甲の骨の間がへこみ、手のひらの小指側のもりあがり(小指球筋)がやせてきます。
鎖骨下動脈が圧迫されると、上肢の血行が悪くなって腕は白っぽくなり、痛みが生じます。鎖骨下静脈が圧迫されると、手・腕は静脈血のもどりが悪くなり青紫色になります。