名古屋 接骨院 交通事故
2016-05-29
交通事故治療は整形外科が良いのか?整骨院が良いのか?
不幸にも、交通事故の被害に遭われて、体を負傷した場合、広く知られている一般的な考え方では、整形外科などの病院をを受診して、画像所見(レントゲンやMRI、CTな
ど)などの精密検査や診察をしてもらう方が、圧倒的に多いと思います。
私も個人的には、交通事故に遭ったすべての方が、まず病院に行き、しっかりとした検査や診察を受ける事が絶対に必要だと思います。
ただ交通事故の治療において、難しい部分はむち打ち症や手足の痺れなどは、レントゲンやMRIなどの画像所見では、判断する事ができない症状を発症することがあるので
す。そこで今回は、整形外科などの病院で検査や診察を受ける事と、接骨院や整体院、鍼灸院などの治療院で交通事故治療をする場合の違いや特徴はどのような物かを考え
てみたいと思います。その違いを理解することで、治療先の選択に役立つかもしれません。
まず、整形外科などの病院では、画像所見のみにより、むち打ち症などの原因や重症度を確認しようとします。そして、画像所見で明確な原因や症状の確認ができれば、そ
れに対応する手術や物理療法、投薬療法などを行うことで、症状の緩和を図っていきます。確かにしっかりとした画像所見で原因が特定された場合は、病院ほど優れた治療
を行ってくれる場所はありません。ただし、病院には大きな欠点があります。それは画像所見ではっきりしない場合は、「異常なし」と判断してしまうので、病変が見当た
らない場合は、現在感じている痛みを取るだけの治療しかしないと言う点です。つまり、むち打ち症の症状(頭痛や手足のしびれ、肩こりなど)に対して、頭痛薬、筋肉緩
和薬・湿布薬・鎮痛薬などだけが処方されるのです。一方の接骨院や整体院、鍼灸院などの治療院では、西洋医学の観点ではなく、東洋医学の考えに基づいた治療を行う方
法になります。具体的には、患者様の痛みや状態などの話を聞く、「問診」、体の色々な部分をチェックするパルペーション(触診)、さらに生活習慣などを考慮して、患
者さん一人ひとりに合ったオーダーメイドの施術を行います。ですので、表面的には「むち打ち症」と呼ばれる同じ症状でも、東洋医学と西洋医学では全く違った方法で、
症状に対してアプローチされます。このように、接骨院や整体院では、自然治癒力を最大限まで引き出す治療法を行うために、西洋医学のような即効性と言う点から見ると
、少し劣るかもしれませんが、原因が特定できないような症状に対する治療と言う観点から言えば、時間が少しかかっても、確実に症状を緩和できると言う長所があります
。ですので、症状が原因がはっきりしていて、画像所見が明らかな場合は、整形外科などの病院で治療を行い、画像所見でははっきり出ない場合や、病院の先生が「異常は
ないのだけど・・・」などの状態であれば、整骨院や整体院などの治療院で治療を行う事をおすすめします。その点を理解して、自分にとってベストな治療先を選択すると
良いと思います。これはあまり知らない方も多いと思いますが、接骨院は病院と同様に健康保険を利用する事ができますし、自賠責保険の対象ですので、自己負担0円で治
療を受ける事が可能です。