名古屋 接骨院 交通事故 過失割合
2016-06-25
交通事故における過失割合
当院には、交通事故の患者さんがたくさん来ますが、体の治療以外にも事故の処理や保険会社との交渉など、様々な問題を抱える事になりますが、一番相談をされるのは過
失割合に関してです。この交通事故に関して最も問題になりやすい案件と言えます。過失割合とは、簡単に言うと事故の責任が、加害者と被害者でどのぐらいの割合なのか
と言う責任の所在をはっきりさせるもので、まず被害者の方は、保険会社からこの過失割合の話をされます。
これを過失割合の認定です。一般に「90:10」や「70:30」と言ったり、「9:1」や「7:3」と言われます。交通事故の場合、互いに動いている場合の事故であれば、ど
ちらかがすべての責任があると事は非常に少ないのです。そこで、保険会社との過失割合に関する交渉が始まります。まずは、相手方の保険会社からあなたの過失割合が○
○%(例えば20%)ありますので、「8対2」でどうですか?なんて提案があります。
多くの人が、この保険会社の提案を無条件で受け入れてしまう傾向にあります。なぜなら、保険会社の人は専門用語を使いながら、その事故の過失割合がいかにも被害者側
にもあるかのように話をするのです。ですので、交通事故の知識のない人には過失が自分にもあるかの様に思い納得してしまうのです。もし、提示された過失割合に納得が
いけばもちろん、その条件で話を進めての良いと思います。ただ、保険会社からの提示された過失割合に少しでも疑問を感じたり、納得がいかなかったら条件を鵜呑みにし
てはいけません。なぜなら、過失割合はそのまま損害額の負担率を意味するのです。ですので、今後の慰謝料などに大きく影響をするので、安易な妥協は禁物です。では、
過失割合とはどのように決められるのでしょうか?過失割合は保険会社が勝手に判断するのではなく、ある一定の基準を基に決定されます。その基準とは、過去に判例に基
づいて過失割合を決めるのです。交通事故と言っても「。「車と車」「車と二輪車」「車と歩行者」「駐車場内での事故」など基本的なパターンに分類されており、そこ上
で個別の修正要素を加えて(相手に違反があるなど)、足し引きをして過失割合を決定します。この過失割合の参考にするのが、判例タイムズと言う雑誌です。この判例タ
イムズの中の類似した事例の過失割合を参考にして、事故の過失割合を決定します。ただ、あくまでこの判例タイムズはあくまで参考にするものであり、反論する余地は十
分にあります。また、ごく一部の保険会社では、判例タイムズを参考にせず、独自の感覚で過失割合を出すところもありますので、事故担当者の見解が甘いと感じれば、す
かさず反論すべきです。とくに判例タイムズに事例があたかも絶対であるかのように話す担当者には、その根拠を示すように伝えるべきです。反論したい時の言葉で、良い
例として「あなたたちは、当然判例タイムズを参考にこの過失割合の話をしてると思うので、該当する判例タイムズのコピーを送ってください」と言いましょう。この言葉
に対して断わる保険会社はないと思いますし、もしいい加減に過失割合を決めているとしたら、保険会社に対してけん制する効果が出ます。判例タイムズのコピーが送られ
てきたら、自分自身で検証したり、法律の専門家に相談するのも悪くありません。すべての事故で適切な過失割合を保険会社が提示するのであればよいのですが、現実的に
は交通事故の知識が乏しい被害者が不利になる割合を決められることがありますので、安易に妥協せず、納得がいくまで粘り強く交渉をしなければなりません。P-Body接骨
院では交通事故の患者さんが、不利にならないように保険会社との交渉に関するアドバイスなどを行っております。