名古屋市南区 変形性膝関節症予防
2016-10-21
【変形性膝関節症ってどんな病気?】
変形性膝関節症とは、膝関節の軟骨が磨り減り、関節炎や変形を生じ、痛みが起こる症状を言います。
正常な膝関節とは、柔軟性の高い軟骨で表面が覆われています。
それによって衝撃を和らげたり、飛んだりはねたりなど弾力のある動きを可能にしています。
また滑膜と呼ばれる部分から粘りがあってヒアルロン酸を含む液体を分泌。
これは、骨と骨の動きをスムーズにするための「オイル」の働きをし、関節の動きをサポートしています。
しかし、変形性膝関節症では、これらの機能が低下。
■初期から中期にかけて
軽度の場合、ほとんど痛みや違和感がありません。
しかし、症状が進行する膝の曲げ伸ばし、立ち上がり、歩行時など、膝への負担によって痛みが動かしにくさを感じはじめます。
いわゆる関節炎の症状ですが、場合によっては、関節水腫と呼ばれる水が大量に溢れだし、水が関節にたまることもあります。
それとは逆に関節の動きをスムーズにサポートするヒアルロン酸を含む液体は減少します。
■進行期
症状が悪化すると、骨と骨のぶつかりがさらに悪化し、軟骨が露出したり、とげのようなものが形成され、それが神経に悪い影響を及ぼすなどが見られます。
また骨と骨がぶつかることで、骨そのものが変形し体全体の歪みへと繋がります。
この状態にまで変形性膝関節症が進行すると、歩く、立つ、など膝を使った運動全てで痛みを感じるので、日常生活に多大な影響を及ぼすでしょう。
【どんな人が変形性膝関節症になるの?】
骨と骨の動きをスムーズにサポートする「オイル」や「軟骨」が減少、劣化する中高年以降の方に発症のリスクが高くなります。
ある調査では、60歳以上に最も多く、男性よりも女性に発症のリスクが高いというデータがあります。
さらに、80代になると男性女性ともに、半数以上が変形性膝関節症になる確率が高く、日常生活への影響は深刻です。
■女性、O脚、肥満は要注意
さらに、変形性膝関節症のリスクを高める要因として、骨の強度や組織の健康が阻害されやすい更年期を迎える女性、また膝内側への負担が深刻なO脚、体重による負担が心配される肥満体質の方は、特に変形性膝関節症になりやすい傾向にあります。
【主な症状を教えて!】
変形性膝関節症には、次のような症状が確認できます。
■動作時の痛み
膝に負担がかかるような動作で、痛みや違和感があります。
例えば、階段の上り下り、立ち上がり、などで特に多く見られます。
■可動域の制限
膝の曲げ伸ばしに制限がかかるようになるため、正座ができない、中腰の姿勢がとれない、しゃがみこむことができない、ひざをピンと伸ばせない、などが見られます。
さらに、伸ばした足を折りたためない、痛みが生じる、など同じ姿勢を長く続け、次の動作に移しにくい、などの症状も確認できます。
■膝が膨らむ・腫れる
これは、関節炎によって大量に分泌された関節液によるもので、膝内部に水のようなものがたまります。
関節水腫と呼ばれる症状で、放置することは大変危険で、水を外へ排出するための処置が必要です。
【予防ってできるの?】
変形性膝関節症は、予防できます。
年齢とともに衰える筋肉を強化することがもっとも理想的です。
また、姿勢の歪みなども膝への負担から変形性膝関節症のリスクを高めるので、体のゆがみを接骨院等で定期的に矯正してもらうのも予防に繋がります。
特に猫背やO脚は、毎日何気なく生活しているだけで、変形性膝関節症へと一歩づつ進行していることになるので、早めに接骨院で施術してもらうようにしましょう。
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