名古屋市南区 股関節かいはい制限について
2017-06-09
股関節脱臼だけでなく向き癖で股関節かいはい制限が起こることもある
股関節かいはい制限とは、股の開きが悪い状態を意味するのもで、股関節脱臼があると多くの場合でかいはい制限があります。
ただし、かいはい制限があるからと言って股関節脱臼にすぐに結びつくものではありません。
ちなみに股関節脱臼は、1000人に1~2人程度みられる症状で、女児の方が多くて男児の約7~8倍というのが分かっています。
かいはい制限の原因として最も多いのが向き癖で、極端に片方を向く赤ちゃんには股関節かいはい制限のあるケースが多いです。
例えば、右への向き癖が強い赤ちゃんは、緊張性頚反射という反射があることから、左足が伸びた状態が続いて、左の股関節が開きにくいという状態が見られます。
ただ、これは股関節の問題とは関係していないことなので、向き癖が解消されるとかいはい制限も自然と改善されます。
3ヶ月検診や4ヶ月検診で指摘されることがありますが、かいはい制限だけなら股関節をなるべく開いておくように、布オムツを2枚したり紙オムツの上にオムツカバーをしたりしておくと良いです。
また、赤ちゃんを抱っこする仕方も影響してくるので、ガニ股抱っこを心がけると良いです。
股関節脱臼よってかいはい制限が起こることもあるので、股関節脱臼について知っておくことも役立ちます。
股関節脱臼は小児整形外科において最も代表的疾患で、約1000出生に1人ていどの頻度で見られ、圧倒的に女児に多いことが特徴としてあります。
原因として考えられることは、ホルモンの関係や遺伝の関与、子宮内環境・出生後の因子などがあるのですが、現段階では明確には分かっていないことが多いのです。
ただ、ひとつの原因で発症するのではなくて、いろいろな要素が複合して発症するのは間違いないようです。
股関節脱臼の治療として主に行われるのがリーメンビューゲル法で、リーメンビューゲルというアブミ付きのバンドを使用する方法です。
この装具はチェコの医師パブリックが考案したことからパブリック帯とも呼ばれていて、日本には1960年頃に故鈴木良平先生により紹介されました。
当時実施されていた治療と違って、リーメンビューゲル法は簡便さと合併症の率の低さからすぐに広まりましたし、現在でも乳児股関節脱臼治療の第一選択となっているのです。
股関節脱臼は先天性という名前が付くこともありますが、四肢の奇形などのような疾患とは少し違います。
実は、胎内にいる時から脱臼しているケースは極稀で、ほとんどは脱臼しやすい状態の胎児が出産前後に何らかの要因が加わって股関節脱臼を発症しているのです。
その為、アメリカでは以前から先天性股関節脱臼という言い方をしないで発達性股関節脱臼と呼んでいますし、先天性疾患ではないので予防が可能な疾患と考えることができるのです。
予防については、赤ちゃんの抱き方やおむつの仕方に関しての指導が行われていますし、股関節脱臼の看護や指導に経験の豊富な看護スタッフが指導している医療機関が多いのです。
股関節かいはい制限を含め股関節脱臼など気になる点がある場合には、気軽に医療機関に相談してみると良いです。
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