名古屋市南区 変形性股関節症の予防
2017-06-16
無理をしないことが変形性股関節症の予防につながる
脚の付け根の関節が股関節で、この部分が悪くなると痛みが発生しますが、脚の付け根が痛い、お尻が痛い、腰が痛い、歩く時に膝が痛いなど人によって様々です。
このような症状を起こす股関節の疾患にもいろいろとありますが、そのひとつとして変形性股関節症というのがあります。
この病気には、特定できるはっきりした原因がないのに股関節が変形する一次性と、特定できるはっきりとした原因がある二次性とがあります。
この二次性の主な原因として考えられるのが、寛骨臼形成不全・大腿骨頭壊死・関節リウマチ・外傷などです。
治療方法としては大きく分けて保存療法と手術療法の2つがあって、まずは保存療法を実施していきます。
具体的な方法としては、患者が病気に対する理解を高めることを目的とする患者教育、筋力増強訓練・ストレッチ・機能訓練・水中歩行などの運動療法、内服や関節内注射などの薬物療法、理学療法などがあります。
こうした保存療法を実施することで疼痛をとったり、日常生活動作を楽に行えるようにしたりしていきますが、関節がすり減っていくことを遅らせることはできないです。
その為、関節の変形が進行してしまったり、痛みが改善しなかったりして日常生活に差し障りがある状態になった場合には、手術療法を検討することになります。
手術療法としては、骨盤や大腿骨の骨を切って股関節の形を整える骨切術や、股関節を人工物と取り替える人工股関節全置換術などがあります。
ちなみに骨切術は関節の形を整えることで痛みを取り除いて、自身の関節を長持ちさせることを目標として実施されます。
日本においては変形性股関節症の発症と肥満の関連に関しては明らかにはなっていないのですが、欧米ではBMIが25以上の肥満は発症するリスクを高める要因として明らかになっています。
日本の場合には、体重というよりも重いものを持つ仕事などが、発症するリスクを上げる要因として考えられています。
では具体的にどの程度のものを持ち上げるといけないかというと、ひとつの目安ですが毎日25kgの重量物を持ち上げる仕事をしている人は、どうしても股関節の悪くなるリスクが高いと考えられているのです。
その為、荷物を運ぶ時はできる限り10kgの米袋ぐらいまでにすると良いと言われています。
しかし、肥満も脂肪という重い荷物を毎日運んでいるのと同じと考えられるので、体重を落とした方が良いというのは明らかなこと考えられます。
つまり日本人も肥満にならないように注意する必要があることで、日頃から自身の体重管理を考える心がけも大事と言うことです。
では変形性股関節症を予防するには、どうしたら良いのかというと、基本は無理をしないことです。
先に触れたように、肥満があると症状を発症しやすいとか悪化しやすいと言われていますし、激しいスポーツや重い物を持つことが負担になると考えられます。
このように、何をしたら発症しやすく症状を悪くしてしまうのかが分かっているので、これらのことをやらないのが一番の予防法になります。
ただ、制限が多いと人生が楽しくなくなってしまうので、バランスを考えることも大切です。
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