名古屋市南区 仙腸関節炎と腰痛の関係
2017-07-14
骨盤やお尻に痛みがみられる腰痛は仙腸関節炎かも
腰痛の中でも腰というより骨盤やお尻に痛みがみられる場合には、あまり馴染みのない病名ですが仙腸関節炎の疑いがあります。
これは仙腸関節に負担がかることにより関節を支えている靭帯に不具合が起こって、その結果として痛みが発生した状態です。
骨盤はひと続きの骨ではなくて、腸骨・坐骨。恥骨から成る寛骨と仙骨から構成されているものです。
その腸骨部と仙骨の間にある関節が仙腸関節で、関節の周囲は靭帯によって強固に結び付けられています。
そして、この仙腸関節は体重を支えると共に、左右の脚にかかる負担を分散させる働きがあって、体が前後に動く時に2~3mm程度動き腰の柔軟性を保ったり重心をコントロールしたりしています。
この動きに不具合が生じると体のバランスや姿勢が崩れて、腰痛や肩こりを引き起こすことになってしまうのです。
発症する主な原因のひとつは、妊娠・出産がきっかけで痛み起こることです。
骨盤は胎児が成長するにつれて開いていきますが、その際に支点となるのが仙腸関節で、それに加え妊娠中は体重が増加して、その体の重みを支える仙腸関節に直接負担がかかります。
また出産時には仙腸関節が限界まで広げられるので、こうしたことにより痛みが起こるきっかけになりやすいのです。
もうひとつの原因は体の使い方や姿勢で、ヘルニアや坐骨神経痛など腰に持病があると、腰をかばうため仙腸関節に負担をかけやすい体の使い方になります。
その為、仙腸関節に無理な力がかかり続け痛みを起こすことになりますし、姿勢が悪いのも同様に仙腸関節に対して負担が集中し痛みを引き起こすことになるのです。
具体的には、前かがみや中腰の姿勢、腰を反らす姿勢を頻繁にとる、長時間同じ姿勢をとる、体育座りをする習慣があるなどの動作、姿勢が良くないので注意が必要です。
発症することでみられる主な症状は、片方の腰からお尻が痛い、お尻や太ももにしびれ感がある、椅子からの立ち上がりや靴下を履くなどの動作で痛みを感じるなどです。
また、痛みが発生している方を下にして寝ると痛い、排便時に痛む、股関節の動きに伴って痛みが発生する、股関節の開きが悪い、一点の痛みがあるなども症状としてみられます。
この様な症状が現れているのなら可能性が高いと考える必要があります。
仙腸関節の特徴として仙腸関節だけで動くということがないことで、様々な関節や筋肉と連動して動くものです。
その為、痛みを生じているからと言って仙腸関節だけを緩めたり、ストレッチをしたりすることはできません。
ですから対策としては、仙腸関節自体を動かすというよりは股関節を含めて緩めたり、動きを付けたりするストレッチをする必要があります。
ただ、仙腸関節炎はヘルニアなどと勘違いされやすい症状で、整形外科における処置も湿布や鎮痛剤などで済まされることも少なくないです。
体の中でも重要な役割を担っている部位ですから、適切な対処や治療をすることを心がけることが大事です。
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