名古屋 変形性膝関節症
2014-07-18
変形性膝関節症とは、60代以上の比較的高齢の方に起こりやすい障害の一つで、肥満などの体型の変化、下肢の筋力低下
、加齢に伴う老化現象などにより、膝関節やそ周辺の組織の機能が低下して、膝軟骨や半月板の適合性(かみ合わせ)が緩ん
だり膝関節自体の変形や半月板などが断裂を起こし痛みが出る障害です。俗に膝OAと呼ばれており、多くが炎症による関節液
の過剰滞留があり、激しい痛みを伴います。多くは変形性膝関節症には大きく分けて、2種類あり老化など時間の経過とともに
自然発生的に起こる1次性と、打撲や膝関節捻挫や関節リウマチなど膝のケガが原因によって引き起こされる2次性の2種類が
あります。日本国内では、患者数は約700万人と言うデータがあり、かなりのシニア層の方が悩まされていると言えます。性差では
どの年代でも女性が男性に比べて約2倍多く、高齢者では男性の4倍といわれています。なぜ性差が出るのかは不明ですが、一つ
の説として、O脚が原因の一つだと言われています。膝OAの診断は、問診、視診、触診、関節液検査、X線検査、血液検査など
により判断できます。さらに詳しく調べるにはMRIが有効です。次に、変形性膝関節症の治療法ですが、保存療法と手術療法の
2つしかありません。まずは、保存療法を選択し、安静・物理療法・テーピングや装具による固定、リハビリによる運動機能を回復
させます。そして、これでも回復ができない状態の場合、手術を行います。変形性膝関節症は、我慢せずにできるだけ早く治療を
することをおすすめします。