名古屋 腰椎すべり症
2014-07-27
腰椎すべり症とは、すごく複雑な症状の障害なのですが、簡単に言うと、背骨(脊柱)は何個もの骨が積み木のようにくっついて
作られています。ただし、簡単にずれたり曲がったりしないように、靭帯や椎間板、筋肉などによって、固定されているのですが、
何らかの影響により、その骨が前方または後方にずれてしまう症状のことを脊柱すべり症と言います。このすべり症になると、
初めは、朝起きたときや動き始めで腰全体(特にお尻に近い部分)が重だるい感じや、鈍痛を感じますが、動いている体が温まる
感覚がして、そのうちに楽になります。しかし、激しい運動や仕事でからだを酷使すると、悪化します。動き始めや体が冷えている
状態の時にだけ痛みがでますので、運動しているうちに痛みを忘れてしまい、その後かなりひどい症状が現れた時になって初めて
本気で治療を開始する人も多いのです。このすべり症はスポーツを頑張っている学生および女性に多いと言われています。特に
女性は閉経の頃(50~60歳くらい)にかけて多く発症します。なぜ50~60代にかけて起こるのかというと、女性ホルモンの影響や、女
性ホルモンの減少によるオステオペニアまたは、骨粗鬆症などによって、それまで安定して支えていた背骨が支えられなくなって
前後に変すべりが起こるのではないかと言われています。また、学生は筋肉が成長していない状況の中で、無理なトレーニングを
継続的に行い、負担に耐えれなくなった脊柱が変形してすべり症になることがあります。すべり症の治療に関しては、はげしい痛みが
あるときは、あまり無理な動きをしてはいけませんが、痛みが多少治まってきたら、腹直筋・腹斜筋・臀筋群などの筋肉をしっかり
鍛える運動療法が大切です。くろねこ腰痛整体院では、患者様の症状に合わせて、積極的に運動療法を行っています。