名古屋 肩腱板損傷
2014-08-05
肩の腱板とは俗に言う肩のインナーマッスル(回旋筋腱板)と言われており、役割は上腕骨(腕の骨)と肩甲骨のバランスを
とって、安定させるための筋肉が腱板です。この腱板が腕を上げるときに骨と骨の間ではさまれ、傷がつく事で炎症が起こり
痛みが出るのが腱板損傷といいます。原因は肩のオーバーユース(使いすぎ)なのですが、まれに肩を強くぶつけた時に、腱板
が切れてしまうケースもあります。基本的には腱板損傷は、肩のスポーツ障害なのですが、それ以外にはシニアさんたちの腱板
が損傷したり断裂したりする事があり、腱板自体が老化し、柔軟性が低下したり、水分量が少なくなっている状態で急な力が加わ
り、アキレス腱の断裂と同じように断裂してしまう事もあります。スポーツ障害で起こる肩腱板損傷は治療法がはっきりしています。
まず、急性期(痛みの激しい時期や痛み始めて時間が経っていない時)には肩関節を思いっきり冷やすアイシングを行うべきです。
なぜかと言うと、腱板損傷の原因は肩の炎症にあるので、その炎症を抑えるためにも、まずはアイシングやアイスマッサージを行います。
急性期にしっかりとアイシングができたら、次はしっかりと温める治療に切り替えます。組織の損傷をできるだけ早く修復させるには
患部を温めて、血流を促進することで回復は早くなるので、慢性期にはスポーツマッサージ、電気治療、マイクロ波治療などを行います。