名古屋 有痛性外脛骨
2014-08-10
人間の足には、たくさんの骨が集中しており、中には過剰骨と呼ばれる、本来は退化して存在しない余分な骨がある人がいます。
今回、紹介する外脛骨もその一つで、足部中央の内側にある過剰骨です。日本人の中では、約15~20%が外脛骨があると言われて
います。普通、日常生活の中で痛みを伴う事はほぼありませんが、小学校高学年以降に激しい運動やスポーツを行うようになると、外
脛骨が痛む事があり、これを有痛性外脛骨といいます。どのように発症するかと言うと、思春期ではスポーツによる捻挫をきっかけに痛みが
出ることがあり、成人では足の形に合わない靴を長時間履くことで発症することがあります。原因は、外脛骨と舟状骨の間の結合部が損傷され
、骨が少しだけ動くことで痛みがでます。女性の場合は扁平足が発症に関与しているといわれています。痛みの表れ方としては、スポーツをして
いる時などに、足部中央の内側に痛みが出るのを自覚するようになります。また、運動中の痛みが出なくても、足の形が少し変形して、隆起した骨を
押すと、強い圧痛が見られる事があります。治療法ですが、くろねこ腰痛整体院では、まずジャンプやダッシュなど足部に負担のかかるスポーツ
を一定期間中止し、局所に負荷のかからないようにします。足底への衝撃を少なくするためにテーピングや足底挿板などがありますが、当院ではテーピング
での治療を重視し、負担を少なくする方法をとります。