名古屋 陳旧性肩鎖関節脱臼
2014-08-10
陳旧性肩鎖関節脱臼と言う障害をご存知でしょうか?きっと多くの方が?陳旧性?と思うかもしれません。この
障害は、ラグビーや柔道などで度々起こる障害なのですが、放置される事も多いので、スポーツ障害ではマイナーな
障害かもしれません。発生機序は、ラグビーやアメフトのタックルや、柔道など格闘技での受身動作の失敗などで、肩
の打撲をしてしまった際に、肩鎖関節が緩む感覚が起きた状態になったとします。その緩みや不安定性の状態を放置して
いると、肩鎖関節の亜脱臼状態になり、痛みが継続するだけでなく、運動制限や筋力の低下などが起こることがあります。
それが陳旧性肩鎖関節脱臼と呼ばれます。陳旧性肩鎖関節脱臼の特徴は、触診で容易に診断が可能という点です。明らかに
肩鎖関節から骨が隆起している状態ですので、簡単に診断が可能です。この肩鎖関節の亜脱臼は、運動制限が出ることもあり
ますが、多少の痛みで運動制限が無いという状態も多く、無理して運動をして症状が重症の状態で接骨院や整形外科に受診
する事が多いです。くろねこ腰痛整体院での治療法では、亜脱臼の状態を把握し、現在できる関節可動域の中で、負担の
かからない程度のリハビリを開始します。スポーツをするときは、肩鎖関節の安定性を高めるテーピングをしっかりと行い、負担を
軽減させます。