名古屋 腋窩神経障害
2014-08-11
腋窩神経障害とは、テニスのサーブ、バレーボールのスパイク、野球やハンドバールの投球、水泳のストロークなど
オーベーヘッド動作で起こるスポーツ障害になります。腋窩神経障害の発生機序は、明確にはなっていませんが、考え
られる物としたら、肩関節のオーバーユース、三角筋の筋力不足、腕の血行障害などがあります。症状的には上腕部外側
のしびれや麻痺、感覚の低下、筋力の低下や萎縮などが考えられます。診断は非常に簡単で、まず三角筋を視診し外側への
膨らみがない、また左右差が極端にあるなどの現象が見られます。また、肩関節の外転動作を行ったとき、外転の動きがスムーズ
出ない場合や、外転の角度が左右均等でない場合には、腋窩神経障害を疑います。それは、腋窩神経は三角筋の支配を受けているため
神経障害が起こると、三角筋の筋活動が上手くいかなくなります。治療に関しては、神経障害が進んで行くと手術による治療が不可欠に
なり、これは整形外科の領域になります。ただし、くろねこ腰痛整体院にも、腋窩神経障害の方が多くご来院になりますが、症状
が軽度の場合には、適切なアイシングや温熱療法、可動域チェックによる筋バランスの補正、三角筋の筋力アップ、PNFなどのストレッチ
などを通して、症状を緩和させ治療を進めていきます。