名古屋 テニス肘
2014-08-14
テニス肘とは、テニスやバトミントンなどのラケット競技をする人に多くみられるスポーツ障害であり、上腕骨
外側上顆炎または上腕骨内側上顆炎のことです。上腕骨外側上顆炎はバックハンドストロークの動作で発生するた
め、バックハンドテニス肘という事もあります。これに対して、上腕骨内側上顆炎はフォアハンドストロークの動作で
発生するのでフォアハンドテニス肘と言います。いずれも原因はオーバーユース(使いすぎ)障害で、初心者や筋力の弱
い40~50代の中年の女性に多いのが特徴です。具体的な発生機序は、バックハンドストロークの動作でボールを正確
に捉える事ができず手首の力で対抗しようとする、手関節の伸筋に負担がかかります。その結果、筋の損傷や変性、骨膜の
炎症などが起こると言うしくみです。最近では、テニスプレーヤーだけでなく、パソコンのキーボードを打ちすぎたり、スマート
フォンを使いすぎるなど、手首を酷使する人であれば誰もがかかる障害になっています。手関節を動かした時に、肘や前腕に痛み
を訴えます。治療をする際に一番優先するべき事は、炎症の鎮静と可動域を制限させることです。ですので、急性期を過ぎても
アイシングをする必要があります。また、手首の可動域を制限させるためにテーピングによる固定を行います。