名古屋市南区 ゴルフ肘
2019-01-03
ゴルフ肘は積極的に治療に取り組むことがおすすめ
ゴルフとテニスは中高年に人気のスポーツで、練習に熱が入りすぎて肘の痛みを生じてしまう人も少なくありません。
ゴルフ肘やテニス肘などと俗に呼ばれていますが、正式には上腕骨外側上顆炎・上腕骨内側上顆炎です。
上腕骨外側上顆炎は手のひらを上に向けて伸ばした時に外側が痛くなる症状で、テニスではバックハンドの時に、ゴルフでは利き手と反対の側の手の甲側から力を受ける時に痛みを生じます。
一方の上腕骨内側上顆炎は、それに対して内側で同じ痛みが起こるもので、ゴルフでは利き手にテニスではフォアハンドで痛みを生じるのです。
肘の痛みがこうしたゴルフ肘やテニス肘であるかどうかを病院で判断する時には、まず腱を押して痛みがあるかどうかを確認します。
酷くなって炎症が周囲に波及すると腱だけでなくて骨の上でも痛みを感じるので、触りやすい肘の骨の出っ張っている部分を目安として確認するのです。
骨が出っ張った部分及びその場所から手のひらに近い部分までを、外側・内側それぞれについて押した時に痛みを感じるかをチェックして、痛みが生じる時には発症が疑われます。
発症が疑われる場合には、患者が反らせた手首に逆方向の力を加えて曲げたり、肘を軽く伸ばした状態で椅子を持ち上げさせたりするのです。
また、患者に指を伸ばそうとさせた状態で中指を曲げるといった動きの異なる3つのテストを行って、どのような痛みを引き起こすのかを確認して原因を探します。
一般的に痛みを生じる部分が肘の骨の近辺なので、ボールをヒットした時などの衝撃が骨を伝わることにより痛みを生じてしまうと考えがちです。
しかし主な原因はそうではなくて、腕を曲げたり捻ったりする前腕部の筋肉が、肘の関節に付着する腱の部分に炎症が起こって発症しているのです。
人間の細やかな手の動きは、指先から肘・肩までたくさんの関節が筋肉を介して連動することで動いているので、原因は単に痛みを感じる肘の動きだけにあるわけではないのです。
特に筋肉は年をとってもトレーニングすることにより鍛えられますが、腱は年相応に老化が進んでいくのです。
その為、いくつかの筋肉の動きが年相応に老化した肘周囲の腱に負担をかけて、痛みといった症状を引き起こすと考えられていています。
これはスポーツを楽しむ中高年に見られる腱の障害が多い理由のひとつで、単にゴルフやテニスだけではなくてスポーツ全般にも通じることです。
ゴルフ肘やテニス肘など肘の痛みはなかなか治りにくいですし、特に日常的に腕を使う仕事をしている人は長期化することも少なくありません。
ただ筋肉と腱の仕組みを理解したうえで適切な対処をすれば痛みを軽減することはできるのです。
まずは消炎鎮痛成分が含まれる貼り薬を試して痛みが解消しないようなら内服の消炎鎮痛剤を服用すると良いでしょう。
また短期的に最も効果が高いのはステロイドの注射剤で、痛みのために眠れないとか、仕事中は痛みを取りたいという時には用いられます。
それから長期化した場合には、理学療法士によるリハビリテーションを行うなど治療の選択肢は広いので、積極的に治療に取り組むことがおすすめです。
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