名古屋市南区 ジャンパー膝

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名古屋市南区 ジャンパー膝

2019-01-24

ジャンパー膝は放置していると症状が進行する

膝蓋骨と脛骨を結ぶ膝蓋靭帯に負担が継続してかかることにより、靭帯の繊維に微小断裂が起こって炎症が生じるものを、俗称としてジャンパー膝といいます。
これは、大腿四頭筋が硬く張り続けてしまうことにより、膝蓋骨周囲の筋肉や靭帯も柔軟性がなくなって、結果的に膝蓋靭帯で炎症が起こるのです。
大腿四頭筋に負担のかかりやすいジャンプ動作で発生することが多いので俗称で呼ばれていますが、他にも足を蹴りだしたり地面の接地時に衝撃が加わったりするランニングやダッシュでも発症しやすいと言われています。

発症する主な原因は大腿四頭筋の使いすぎによるオーバーユースと言われていますが、同じような動作をしていても発症する人と発症しない人がいるのです。
これは個人で体の使い方によって症状が出るかでないかが変わってくることを意味しています。
では、どのような原因が考えられるのかというと、発症する人の特徴として腰や背中が丸くなった状態が癖になっているということがあります。
腰や背中が丸くなると骨盤が後ろに倒れた状態になって、それにより膝が曲がったままになって大腿四頭筋が常に引き伸ばされていることになるのです。
運動をする際にこの姿勢が基準になって、そこから踏ん張ったり地面を蹴ったりすることで、膝が真っ直ぐ伸びている人と比較して大腿四頭筋に負荷がかかりやすくなるのが原因になります。

姿勢の悪さも関連していますが、運動時のフォームや体の使い方が悪いことも原因として考えられることです。
特に歩き方や走り方が悪いと全てのスポーツの基本動作も悪いということになって、衝撃が逃げずに膝や周囲の筋肉に負担が増えてしまいます。
また股関節が硬いとかがむ時に骨盤が倒れた状態になって、結果的に大腿四頭筋に負担が増えますし、膝の位置が内側に捻じれてしまう癖があると、股関節にも捻じれが生まれて大腿四頭筋が引き伸ばされやすくなるのです。
このように、単なる使いすぎだけではなくて、捻じれや体の使い方の悪さも発症に影響するのです。
それから膝が曲がるということは、曲げている側にあたる筋肉の存在も影響するもので、それが太ももの裏の筋肉やハムストリングです。
これらが硬く張ってくると地面からの衝撃を緩和するための軟性がなくなって、結果的に大腿四頭筋に負担が強くかかることになって発症するのです。

発症による痛みの出方には4つの時期があって、第一段階は運動後に痛みが出るけど休むと改善します。
第二段階は安静時には痛みはないけれども運動中から炎症が起こって痛みが発生して、特にジャンプ動作やダッシュをすると痛みが起こります。
炎症が運動中から出ているのでそのまま使い続けることで炎症が強く起こってしまいます。
第三段階は運動中に支障をきたす強い痛みが出て痛みがなかなか引かないですし、日常生活の中でもズキズキした感覚があって歩行の際にも痛みを感じます。
第四段階は歩行時にも痛みが出るので歩くのが困難になりますし、日常安静にしていても強く痛みを感じるのです。

 

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