名古屋市南区 シュラッター病の痛み
2019-01-27
シュラッター病の痛みを出している原因は人によって違う
オスグッドシュラッター病は、膝の前面の脛骨粗面部の軟骨の隆起している部分が、太もも前面の筋膜や筋肉に引っ張られることで障害が起きるものです。
これは繰り返しの動作で骨端線の閉じていない脚の脛骨周辺に衝撃が加わって、膝蓋腱と脛骨の接点の脛骨粗面が突出して痛みと腫脹が現れる病気です。
骨の成長に筋肉や腱の成長が追いつかないために、相対的に膝蓋腱を通して脛骨粗面にかかる力が大きくなることで、骨端軟骨が損傷して脛骨粗面が隆起してくるものと考えられています。
ただ、単に太ももの前面の筋膜や筋肉だけが原因ではなくて、ふくらはぎ周辺の筋膜やお尻の筋膜、また腰周囲の筋膜、太ももの後面の筋膜なども原因になっていることが多いのです。
ちなみに、10~15歳ころの成長期のスポーツ少年に多く発症して、特にジャンプ・キック・ダッシュの動作の多い、サッカー・バスケットボール・ハンドボール・陸上競技などでよくみられます。
主な症状は、脛骨粗面の隆起・突出が認められて、その部位を押さえると激痛を生じます。
また、走る・飛ぶ・蹴る・しゃがんで立つなどの動作中や動作後に脛骨粗面の痛み起こるのです。
通常は片側に発症して症状が引き起こされることが多いのですが、稀に両側に生じることもあります。
それから、成長期終了後に脛骨粗面前方に遊離小骨片が残って、合併損傷として疼痛やスポーツ障害を生じることがあって、手術治療が必要になることもあるのです。
オスグッドシュラッター病の治療方法としては、原則として保存治療が実施されます。
活動の制限・消炎鎮痛薬の使用・シュラッターバンド装着・大腿四頭筋とハムストリングスのストレッチなどを組み合わせて行われます。
症状の程度とMRIの所見により判断されますが、初期の場合にはストレッチと装具の併用によりスポーツは禁止しません。
ただ進行期の場合には、ジャンプ・ダッシュ・ボール蹴りの動作の制限を進行の程度に合わせて行います。
また遊離小骨片があって疼痛が強く階段昇降が困難な場合には、骨端線閉鎖前でも骨片摘出手術が検討されて、手術をした方がスポーツへの復帰が早いこともあるのです。
しかし、再発を繰り返すこともあるのですが、たいていの場合には成長期の終了と一緒に治るので経過観察が大切になります。
応急処置としては患部のアイシングが大切で、予防のためには大腿四頭筋のストレッチや、シューズの底のクッション性をよくする、硬い床やアスファルト面の走行を減らすなどといった工夫が必要です。
ストレッチなどの予防でも症状が軽快しない場合には、整形外科の受診がおすすめです。
それから、このような太もも前面の筋膜や筋肉にストレッチ・マッサージ・電気治療などの保存療法をしても改善しないことがあって、それは痛みを出している原因が人によって違うからです。
ですから、何よりも原因を診つけることが改善への早道で、それにより早期の改善が期待できます。
その為、オスグッドシュラッター病の原因を探りながら治療をしていく整体や整骨院での施術は最適な治療法になるとも考えられます。
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