名古屋市南区 シンスプリントによる痛み
2019-02-03
シンスプリントは最終的には脛骨の疲労骨折に至ることもある
運動時や運動後にスネに2本あるうちの太い方で内側にある脛骨の内側の下3分の1に、慢性的な痛みが出現して時には圧痛も見られる症状がシンスプリントです。
練習を再開したばかりのシーズンイン直後や長距離ランナーなどに多く見られる症状という特徴があります。
症状によって痛みの強さは違いが見られて、症状が出始めた初期段階では運動の開始時に痛みが出現して、体が温まる頃には痛みは消失し運動後に再度痛みが発生するのです。
また治療も休養もしないでそのまま運動を継続していると、運動中の痛みが消えなくなったり日常生活でも痛みが発生したりして、酷くなると安静時でも慢性の痛みが出現します。
炎症が酷くなっている所見としては、痛みを引き起こしている部位に腫れや熱感がでたり、軽く骨をノックすると響くような叩打痛がでたりしてくるのです。
このような症状の時点では骨膜の炎症なのですが、放置していると最終的には脛骨の疲労骨折に至ることもあって、そうなると長期間にわたって休養が必要になりますし、場合によっては運動ができなくなってしまいます。
痛みを引き起こす原因は、急激に走行距離を増やすことで骨の炎症を誘発することや、ランニングマシンからアウトドアランニングに変換したり、最適なシューズを履いていなかったりすることも一因と考えられているのです。
また、シンスプリントの発症が走り方に何かの間違いがあることを暗示しているとも言われています。
その最も一般的な原因は、偏平足でプロネーションと呼ばれる状態の足が内側に回内していること、または歩幅が大きすぎることなどが考えられるのです。
実は、これが脛によりストレスをかける走り方になっています。
それから、遺伝やカルシウム・ビタミンD不足の食生活、ホルモン上の問題などによって、ランナーの骨密度が低下している可能性も原因として考えられるのです。
ではシンスプリントによる痛みを防ぐにはどうすれば良いのかというと、トレーニングにおいて走行距離を少しずつ増やすことで防ぐことができます。
原則となる目安は、一週間のうちに走行距離を10%上伸ばさないことです。
ただ練習量を考慮したり休息をとるように心がけたりすることで痛みは取り除けますが、根本的な原因までは取り除けません。
ですから、先にも触れましたが走り方に何かの間違いがあることが原因になるので、走り方を直さない限りは再発していつまでも悩むことになるのです。
また偏平足の改善も必要で、その為には土踏まずのサポートをするために、スポーツドクターにかかることも考えなくてはなりません。
それから、走行中の脛への負担を軽減するためには、骨盤や臀部を鍛える筋力トレーニングも重要ですし、歩幅に問題があるのなら改善する努力も必要です。
ランニング専門店で歩行分析をしてもらって、フィッティングで最適なシューズを見つけることも大切になります。
何よりも素早く回復するには、医師と一緒に問題解決への糸口を見つけることで、それまでの期間はランニングの代わりに、サイクリングや水泳など負荷の低い有酸素運動をして心臓機能を維持すると良いです。
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