名古屋市南区 ストレートネックを改善する
2019-02-12
ストレートネックは予防を心がけて早く改善する必要がある
頸椎は生理的にはやや前弯していて、カーブの丸みが前に向かう方向に軽く弯曲しているのですが、この弯曲が失われて真っすぐになった状態がストレートネックです。
人間の体は頸椎に限らずに背骨も全体的に前や後ろに弯曲してS字型になっていて、重い頭や胴体を支えながら重力を分散して、負担を緩和するサスペンションの役割をしています。
ですから首の骨が真っすぐになるというのはサスペンションが効かなくなるため、首への負担を増してしまうのです。
また、地面に垂直に位置して真っすぐになっているのではなくて、全体的に首が斜めに前に出た状態になっているので、首に大きな張力がかかって負担を増してしまいます。
では、なぜストレートネックになると良くないのかというと、単に首だけの問題ではなくて、耳鳴り・めまい・頭痛・自律神経失調症など様々な症状を引き起こしてしまうからです。
首が真っすぐになってしまうと、体の約10%もあるといわれる頭の重みが頸椎に通常以上にかかってしまうために、首周りにある筋肉や神経に大きな負担を与えてしまいます。
このような首周辺への負担は筋肉の疲労となって、首や肩のこりとして感じられますが、単なる首こりや肩こりではなくて放置していると、咳をしただけでも首に痛みが走るような状態になることもあるのです。
また頸椎の関節と関節の隙間が縮まって、そこに多く存在する神経が圧迫されて、耳鳴り・めまい・緊張性頭痛・自律神経失調症など不快な症状が出てきます。
それから頸椎の下の方が圧迫されると手・腕のしびれが現れやすくなりますし、頸椎と頸椎の間にある椎間板が圧迫されてしまうと頸椎椎間板ヘルニアになるケースもあるのです。
ちなみに、男性よりも女性や子供の方が多く見られるのですが、それは関節が男性と比較して柔らかいことから、骨格に悪いクセがつきやすいからだと考えられます。
ただ、男性はなりにくいのですが、異常を感じた時には状態がかなり悪化している場合が多くあるので、いずれにしてもできる限り予防を心がけて早く改善する必要があるのです。
ストレートネックを改善するためにはストレッチや体操が有効で、慢性的にうつむき姿勢が多い人は首だけではなくて、肩巻き猫背になっている場合が多くて、肋骨の前面が縮んでいる状態になっています。
ですから体操としては首を上に向くだけのストレッチではダメで、縮んだ肋骨を広げて巻いた肩を開くといった動作を同時に行う必要があるのです。
そのやり方としては、両手を後ろに組んで息を吐きながら上体をそらしてストレッチして、同時に組んだ両腕を上へ持ち上げます。
その状態で2~3呼吸を保持して、息を吐きながらゆっくりと戻り手をほどくのです。
この体操は無理をしないでゆっくりと実施することが大事で、無理に行おうと体幹部が捻じれてしまいかえって歪みを大きくしてしまう場合もあります。
それから、原因となる骨盤が前に出た不良姿勢を改善することも大切で、その為には腹式呼吸で体幹の筋力を鍛えて正しい姿勢を保てるようにすることです。
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