名古屋市南区 アキレス腱周囲炎の治療法
2018-09-03
アキレス腱周囲炎の治療法の基本は保存治療
アキレス腱周囲炎は、運動のしすぎでアキレス腱およびパラテノンというアキレス腱を覆う薄い膜など周辺に炎症が起こること疾患です。
ただ、アキレス腱とパラテノンなど周辺が同時に炎症を起こすことも少なくないために、アキレス腱炎との正確な区別をすることが難しいケースもあります。
ちなみに、アキレス腱付着部にある滑膜包の炎症をアキレス腱炎として区別されるのです。
発症する原因として考えられるのは、運動のし過ぎによる過度な負荷を加えてしまうオーバーユースで、スポーツ障害のひとつとして起こりやすい症状です。
しかし運動のしすぎに加えて扁平足といった足の変性も原因とひとつになります。
主な症状としては、踵とふくらはぎの間が腫れて痛みが起こる、アキレス腱を伸ばすと痛みが強くなる、症状が酷くなると足首を動かしづらくなるなどが見られます。
また足首を動かすときしんで擦れるような感じがすることもあるのです。
アキレス腱周囲炎の検査・診断は、基本的にレントゲンでアキレス腱の炎症の有無を調べますが、レントゲンのみではしっかりとした診断がつかないケースも少なくありません。
アキレス腱の一部が硬くなっている石灰沈着のような場合なら分かりますが、分からない時には超音波検査やMRIによってアキレス腱の周囲に炎症があることかを調べるのです。
それから、超音波検査やMRIをすることで変性の程度なども含めた詳細な診断が可能になります。
アキレス腱周囲炎の治療法の基本は保存治療で、安静が最も重要となりますし、湿布や一時的な痛み止めの内服も有効です。
また足首を伸ばさないように踵の高い靴を履くと痛みを抑えることができるとも言われています。
予防や再発予防方法としては、扁平足が見られる場合には足の中敷きを入れてアキレス腱への負担を軽減しますし、運動前後のストレッチや運動後のアイシングが重要になるのです。
ただ、稀に慢性的に炎症が発生する場合には手術を行うこともあります。
いずれにしても、アキレス腱の部位に痛みなどの症状がみられて発症を心配される方は、まず一度整形外科を受診して検査を受けることがおすすめです。
ちなみに、入院や特別な検査が必要となる疾患ではないので、総合病院や専門性の高い病院を受診する必要はなくて、一般的な整形外科で十分と言えます。
先にも触れましたが治療は原則的に安静と対症療法となるので、運動を続けているといつまでも治らないことになる可能性があります。
その為、部活動やトレーニングは一時的に中断するか、アキレス腱に負担のかからないものに限定しなくてならないのです。
また、スポーツが原因で発症した場合には、部活動やトレーニングに復帰すると再発するリスクも考えられるので注意が必要と言えます。
その意味では、できる限り定期的に病院を受診することがおすすめで、その点を考慮すると主治医との相性を考えたり、通いやすい病院を選択したりすることも重要な要素のひとつです。
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