名古屋市南区 アキレス腱周囲炎
2017-09-01
アキレス腱周囲炎は運動以外の原因に目を向けることも重要
アキレス腱自体が炎症している場合はアキレス腱炎と診断されますが、アキレス腱自体が疾患ではなくてアキレス腱の周囲の組織が炎症を起こしているとアキレス腱周囲炎と診断されます。
ただ、このふたつの症状は同時に発症していることも少なくないので、区別することはなかなか難しいです。
主な症状としては、運動後に踵のあたりが突然痛みだすことで、ジャンプをした時だけなど特定の動きをする時に痛みが起こることもあります。
また、朝起きて歩き始めの1歩で痛みを訴えたり、患部を押すとさらに痛みが増したりする人もいます。
それから、症状が酷くなると安静時でさえ痛かったり、患部に腫れがみられ熱く感じたりすることもありますし、足関節の動きが鈍くなって足首を動かすたびにきしむような摩擦音が聞こえることもあるのです。
アキレス腱周囲炎が発症する主な原因として考えられることは、加齢によるアキレス腱の老化で、それにより柔軟性がなくなることです。
また、偏平足や歩き方にくせがあること、自分の足に合わない靴を履き続けることなどで、アキレス腱に大きな負荷がかかって炎症を起こす可能性も考えられます。
それから、俊敏なサッカー少年でも強靭なスポーツ選手であっても、運動のしすぎやアキレス腱に急激な負荷がかかることで発症することもあって、誰にでも起こりうるスポーツ障害とも言えます。
ただ厄介なのは、初期段階では運動をした後に踵のあたりの違和感があるだけだったり、動き始めに痛みを感じるだけだったりする程度で、動きだすと痛みが緩和することも多くて放っておきがちになることです。
また、勝手にもう治ったと判断して、病院での診断をしなかったり過度な運動を続けたりして症状を悪化させてしまうことも少なくないのです。
症状が進行して酷くなると歩けないほどの痛みが起こったり、腫れや痛みが慢性化して日常生活に支障をきたしたりする場合もあります。
何かおかしいなと感じた場合には、早い段階で病院を受診して診断してもらうことが大切ですし、早期治療をすれば治りもそれだけ早くなることを認識しておくことが大事です。
まずは続けていた運動を中止して、医師の指示に従って安静を保つことが治療として大事なことで、場合によっては患部をギブスなどで固定して外部刺激から守る方法もあります。
またアイシング・テーピング・ストレッ効果的ですし、ヒールパッドを靴の中に入れて踵を高くしてあげると痛みも緩和されます。
それから一時的に消炎効果のある鎮痛薬を飲むことも対処としては効果がありますが、あくまで一時的なことなので痛みがなくなったから良いと自己判断しないことです。
患部の炎症を早く抑えるためにステロイドを患部に注射する方法もあります。
このような治療で症状が軽快していくことが多いのですが、数ヶ月間治療しても治らない場合には手術も検討されます。
運動以外のその他の原因に目を向けることも重要で、歩き方や走り方を見直してアキレス腱に負担をかけないように心がけるのも大事です。
また急激な体重増加もアキレス腱に負担をかける原因のひとつなので、体重管理を行うと共に減らしていくことも大切です。
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