名古屋市南区 足底腱膜炎の治療方法
2017-09-30
過度に使用することで炎症を起こす足底腱膜炎
足底腱膜は、足の踵部分から指の付け根までの広範囲をカバーして土ふまずを形成している薄い膜状の腱組織で、足底筋膜とも呼ばれています。
この部分が脆弱になって断裂が起きることにより炎症を伴い発症するのが足底腱膜炎です。
朝起きて歩こうとした時に踵の骨の前方内側あたりに痛みがしばらく伴うけど、そのうちに痛みが軽減するといった特徴があります。
また、長い間座っていていざ歩きだそうとした時に痛むことや、日中は痛まないことが多いけど夕方になって痛みだすことといったことも少なくありません。
足裏の腱膜に炎症を起こす以外にも原因として、踵の骨に踵骨棘と呼ばれるトゲのような突出が原因だったり、扁平足や老化に伴う足底アーチの低下なども原因になったりします。
40~50歳以上の年代で発症することが多いのですが、若い世代のスポーツ選手などでも、長時間の歩行や長距離のランニングなど過度に使用することで炎症を起こすこともあります。
また、長時間立ったまま仕事をする人に発症することも少なくないのです。
足底腱膜炎の治療方法は、大きくわけて保存療法と手術療法がありますが、基本的に保存療法から実施して、それでも改善しない場合に手術療法が検討されます。
保存療法としては、まず足に負担をかけないよう運動を制限したり、足に合う靴に変更したりするなどの工夫をします。
こうしたセルフケアに加えて病院では、アキレス腱や足底筋膜のストレッチによる治療などの理学療法が実施されます。
また、基本的に直接治してくれる薬はありませんが、痛みに対して痛み止めの飲み薬を用いたり、湿布などの外用薬を使用したりすることがあります。
それから痛みが非常に強い場合には、強い炎症を抑える作用のある薬を患部に注射するなどの薬物療法も行われます。
通常は3ヶ月から3年程度で自然治癒することが多い症状なので、痛みが起こってしまった場合でも慌てずに、足のストレッチ運動や足への負担軽減の工夫などをして痛みが落ち着くのを待ちましょう。
しかし、こうした理学療法や薬物療法を行っても改善しないほどの重症の場合には、足底筋膜の付着部の切除や踵の骨化した部分を切除する手術が実施されることがあります。
足底腱膜自体に炎症が発生していなくても、足底やふくらはぎの筋肉の血流が悪くなることが原因で足底腱膜炎を起こすこともあります。
運動や立ち仕事によりふくらはぎや足の裏の筋肉に疲労物質が溜まってしまうと、血流が悪くなって筋肉に必要な酸素や栄養素が行き届かなくなり筋肉が酸欠状態になってしまいます。
足底腱膜とアキレス腱は腱膜でつながっているので、酸欠により柔軟性のない硬い筋肉になってしまうと、付着部に牽引力を与え炎症が起こってしまうのです。
日常生活における負担が原因になっているので、その原因となっている筋肉自体の状態を改善していく必要があって、その為には筋肉の血流を改善することが必要となります。
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