名古屋 脚のしびれの原因は?
冬になると脚やお尻のしびれが出てしまい、何とか改善したいとご来院されるお客様が増えます。
正座などをした後に、足がしびれる現象は誰にでも起こる事なのですが
これと言った、原因や理由もないのに、脚やお尻がしびれたり、痛みが急に出るお悩みを
抱えている人も多いのです。
一体、脚のしびれはどのような原因で起こるのでしょうか?
基本的に体の状態が、全く問題がないのに、しびれや痛みが起こる事は考えられませんので
もし、頻繁に脚のしびれやお尻がしびれているのであれば、何らかの病気を疑う必要があります。
一つの原因として考えられるのは、内科系の病気です。
これに関しては、私たちの専門外なので、詳しいお話はできませんが
一般的に脳卒中と言われる病気です。脳の血管が破れてしまい、その部分から出血してしまう脳出血や
脳に血栓と言う物ができて、血管が詰まり血流が滞ってしまう脳梗塞があります。どちらも、腕や指先
脚などのしびれや感覚麻痺などが起こり、併せて呂律が回らないと言った言語障害などがでるので
脚のしびれと共に言葉が出ずらいなどの症状が見られたら、整形外科や整体院などではなく
いち早く内科に受診してください。
次に、糖尿病の持病を持っている方も脚のしびれが出てくる可能性があります。
高い血糖値が継続的に長期間続くと、徐々に神経が損傷してしまい、様々な症状が出てくる可能性があります。
特に手や足先などの末梢神経が傷つき、その結果として脚(特に膝下)のしびれ、冷えた感覚
足の裏の感覚障害(水の上を歩いているような不安定な感覚)が代表的な症状になります。
後は、閉塞性動脈硬化症と呼ばれる血管が狭くなってしまう、足の血管障害による足のしびれなどがあります。
症状としては、短時間した歩けず、すぐに休憩をしてしまったり、足のしびれや強い疲労感などがあります。
すべてではありませんが、内科系の疾患による脚のしびれや痛みは、他の症状が併発している可能性が高いので
もし、他にも体の不調が見られる場合には、できるだけ早く病院に受診してください。
ここからが、私たちの専門分野になりますが筋肉や神経、骨などの状態が悪い場合には
脚のしびれや痛みが出てきます。
代表的な障害としては以下の4つになります。
1.椎間板ヘルニア
当院では、この腰椎椎間板ヘルニアの症状で、脚のしびれを感じてご来院になる方が非常に多くいます。
腰椎椎間板ヘルニアは、背骨の骨と骨の間にあり、様々な衝撃の吸収するためにある椎間板が運動や姿勢の
変化によって、腰への負担となり変性してしまい、神経の通っている脊柱管内へ飛び出てしまう事で
神経を圧迫している状態をヘルニアと呼びます。
代表的な症状は腰の痛みなのですがが、痛みはそんなに感じないけれど
脚やお尻に強いしびれを感じる人も多くいます。この場合、整形外科に行っても痛み止めだけを出されてしまった
と言うお悩みを抱え、ご来院されるケースが多いです。
2.頚椎症
主に首の骨が老化と共にともに形が変形してしまい、神経などを圧迫してしまう事が原因で起こる障害です。
頚椎症の特徴としては変形してしまった骨の場所により症状が異なる点です、多くの場合は両腕や指先がしびれたり
感覚麻痺が起こったり、力が入らなくなったりします。ただ、しびれが足に出てしまう事もあり
歩行が不自由になってしまう事もあります。
3.脊柱管狭窄症
この障害が、背骨の中を通っている血管や神経などが、様々な原因によって圧迫されてしまい
脚のしびれが出てしまいます。この症状の特徴は、歩き始めは、あまりしびれを感じる事がありせん。
ただし、ある程度距離を歩くと、しびれが徐々に強くなっていき、脚が前に出ない感覚がします。
ただし、少しの間椅子などに座っていると、しびれが治まっていくのが特徴です。
後は、初期の症状の場合は片脚だけにしびれが出ますが症状が進行していくと
両足にしびれが広がっていく事もあります。
脚のしびれが発症する病気や障害として考えらえるものを挙げていきましたが
すべてにおいて症状が少しでも出始めたら
1日でも早く治療をスタートしていただいた方が良いと思います。
腰痛に伴う脚のしびれの対処法としては、まず脚やお尻を冷やさず温める事が大切です。
痛みやしびれが出ると、どうしても「冷たい湿布を貼ったら良いのかな?」
と考える人も多いようです。ただし、脚のしびれは夏よりも冬の方が圧倒的に多く出ます。
つまり、体が冷えるとしびれが出やすい環境になってしまうのです。
ですので、腹巻をしたり暖かいパンツを履くなど冷えない環境を作ってください。
また、しっかりと休めると言う事も大切です。
しびれが出たら、「ストレッチをした方が良いのでは?」と考えて頑張ってやる人もいます。
ただし、これは逆効果です。頑張ってストレッチをすると
逆に神経に刺激を与えてしまう結果になる可能性があるのです。
ですので、ストレッチや無理な運動をする事が避けて
お風呂にゆっくりと入ったり、マッサージなどを軽く行ったりしてください。