名古屋市南区 母指CM関節症
2018-02-15
ゴルフによる指のケガのひとつが母指CM関節症
ゴルフはコンタクトスポーツではないのでケガをすることが少ない安全なスポーツと考える方も少なくありません。
しかし、スポーツである以上はケガのリスクもあるもので、アマチュアゴルファーに多い指のケガのひとつに母指CM関節症というがあります。
手の骨には手根骨という小さくて細かな骨があって、その手根骨と中手骨という骨のつなぎ目部分の関節がCM関節です。
この親指部分のCM関節に炎症や機能障害が起こるのが、アマチュアゴルファーに多い指のケガのひとつに母指CM関節症なのです。
母指CM関節症の主な症状は、押したり摘まんだりする動作やビンの蓋を開ける動作などで起こる親指の付け根の痛み、それから腫れ・可動域制限の3つです。
また発症する主な原因は、使い過ぎ・軟骨の変性・骨折や脱臼などの外傷後です。
特にオーバーユースというのが一番多くいですし、それと共に使い方というのも原因として大きく関係してきます。
母指CM関節症はアマチュアゴルファーに非常に多いといいましたが、実はプロでも母指CM関節のケガに悩まされることもあります。
ただアマチュアゴルファーが母指CM関節症を起こす最大の原因はゴルフスイングで、力みすぎと腕の使いすぎ・手首をこねすぎです。
この力みすぎにより左の親指を痛める場合は、右手の圧力が強く左の親指を圧迫しているためで、正確に表現すると握りすぎということです。
握りすぎてしまうと親指は反る要素が強くなって、その動きが繰り返されることで関節に負担がかかってしまい周囲の筋膜や筋肉にも負担がかかります。
トップが深くて腕を使いすぎ・手首をこねすぎというのは、スイングする際に体の回転に重要となるのが胸郭や骨盤の回転で、それが不足すると腕や手首の動きで補おうとします。
その結果、母指CM関節に負担がかかってしまいますし、肩・肘・手首にも負担がかかってケガをしやすくなるのです。
ゴルフで起こる指のケガのひとつの母指CM関節症の治療は、一般的に内服・注射・安静・装具やサポーターなどによる患部の固定です。
患部の安静についてはどのようなケガにおいてもある程度は必要なことで、母指CM関節症の場合は約2~3週間程度の安静が最低限必要になります。
ただ親指は日常生活でも常に使用する部位なので、安静にすることが難しいため必要以上に使わないようにサポーターなどを使用すると良いです。
スポーツをする場合にはテーピングにより患部の負担を減らすように心がける必要があります。
また関節だけではなくて筋膜や筋肉のトラブルで痛みが起こることもあるので、筋膜リリースやトリガーポイント療法で改善することも大切です。
ちなみに母指に痛みを引き起こす代表的な筋肉とトリガーポイントは、母指対立筋・母指内転筋・橈側手根屈筋・腕橈骨筋の4つが代表的なものです。
それから関連痛を引き起こしてしまうことも少なくないので、これらの筋膜や筋肉を中心にして筋膜リリースやトリガーポイント療法を行うと良いです。
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