名古屋市南区 バネ指の原因
2017-12-31
バネ指は様々な原因が考えられるので要注意
指の屈筋腱は滑膜性腱鞘に保護されていて、靭帯性腱鞘というトンネル状の腱鞘の中を、その滑膜性腱鞘がスムーズに通ることで指が動いています。
しかし、指を酷使すると腱鞘部分の摩擦が強くなって炎症が発生し、それにより腱鞘が厚くなってトンネルの中をスムーズに通れなくなり引っかかりを感じます。
その結果、指を曲げたり伸ばしたりする時にバネのような反動が発生したり、一定以上動かなくなったりしてしまいます。
このように指を使いすぎることで指の屈筋腱の腱鞘炎で引き起こされるのがバネ指で、仕事や家事などで指を酷使してしまう人が発症しやすいのです。
滑膜性腱鞘または滑膜性腱鞘と靭帯性腱鞘の両方が炎症することで、トンネルの入り口部分で腫れて肥厚した滑膜性腱鞘が引っかかり発症するのですが、なぜ肥厚するしょうか?
滑膜性腱鞘や靭帯性腱鞘が肥厚する主な原因は、先にも触れましたがお互いへの摩擦が繰り返されることです。
手を使いすぎることにより何度も靭帯性腱鞘の中を滑膜性腱鞘に包まれた腱が通過するために過度な摩擦が起こって、熱を持ち摩擦を繰り返されることで炎症に発展してしまいます。
また女性の場合は、加齢や出産によりホルモンバランスが乱れて血流が悪くなると、腱鞘が狭くなって腱や腱鞘が緊張状態となりやすくなります。
その結果、腱や腱鞘の摩擦が強くなって炎症や肥厚へとつながり症状を引き起こしてしまうのです。
それから、関節リウマチや糖尿病・透析をされている方なども、同じ理由から炎症や肥厚を引き起こしてバネ指になってしまうのです。
こうした発症のメカニズムからも分かるように、指先を酷使している方、妊娠から出産後の状態にある女性、閉経後や更年期の女性などに発症しやすいです。
また、腱が短く緊張状態にある方、ホルモンバランスが乱れやすい女性も要注意で、影響しやすいのはエストロゲンやプロゲステロンという女性ホルモンです。
このエストロゲンには、腱や腱鞘を柔軟に保つ効力や血管を拡張する作用があるので、減少することで腱や腱鞘の柔軟性が低下したり、血管が萎縮し血行が悪くなったりするのです。
またプロゲステロンには、出産のために緩んだ子宮や骨盤を元に戻す効果があって、それが全身に影響して出産と関りない手の腱鞘も狭くなって腱と摩擦を引き起こしやすくなります。
それから食生活やストレスなどで自律神経が乱れてしまうと、それにより血液の流れが悪くなり緊張状態にあると腱鞘部分の摩擦が大きくなってしまいます。
また習慣的・年齢的な理由も影響しますし、先に触れた通り関節リウマチ・結核・細菌感染・糖尿病・人工透析なども影響してしまいます。
関節リウマチ・結核・細菌感染は化膿性腱鞘炎を引き起こす原因となり、結果としてバネ指の症状に発展する危険があります。
糖尿病を発症している方や人工透析を受けている方も発症することがあるので、生活の改善など注意が必要になるのです。
このように、発症する原因は単に手の使い過ぎだけではなくて、様々な原因が考えられることを理解しておくことも大事です。
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